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HONDA CRF1000L Africa Twin アフリカツイン ローシート その6 スムージングレバー
毎日ローシートの原型付けて帰るんだけど、路面のちょっとした起伏が肋骨に響くんですよ。
イラッとしてスタンディングしていやいや違うからとまたシッティングしてコツコツ折れてますかー?
みたいな通勤路。
今日はスポンジで帰りたいなー。
ということで、
完成に近づくにつれ作業が細かくなります。
乗りながらここもうちょっとアール取ろうとか、傾斜もうちょっととか立ち上がりもう数mm前からだなとか。
ローシートだから当然足つき良いのをって事なんだけど、それだけじゃなくってやっぱり走って何か楽しいじゃん! ってのを表現したいですよね。
cm単位で作業しているときは、ざざっとやった事が目に見えて変化として現れます。
どんな物が出来上がるだろうとワクワクすると言うか、こう作りたいって物が現実の物となって行くので楽しいですよね。
これはこれで物作りの醍醐味です。
cm単位からmm単位になってくると、兎に角ちょっと触っては確認 (走る) 、ちょっと考えてまた確認してはまた触る。
それを確認して触った部分の周りとの兼ね合いも再考しつつ全体を考えるみたいな作業になります。
部分部分極狭い範囲の事を考えて、当初のシートの方向性と合致してるかとかどの辺りのユーザー層が
どうやって遊ぶかとか。
これでも一応そういう事まで考えています。
それが正解なのかどうかってのは別として。
自分が作った製品には意思を込めたい。
使った人に少しでもそういうのが伝わったら嬉しいな。
そんな感じで、ずーっと気になっている純正レバー。
ほんの少し角張っているんで引き込む際に指の腹が気になるんです。
煩いですかね。
指先仕事してる位なんでちょっと神経質なのかなー。
このレバー自体はとても指に馴染む良い形状だと思います。
ただ、断面はこういう仕上げにしておきたい。
ヘアライン仕上げも荒いですね。
量産品だから仕方がありません。
しかし、ここの窪みって何の為なんですかね。
スロットルワイヤーの逃げ?
ちょうど天地にこの角があるんです。
以前、 CB1100のレバー でもやった作業。
荒研ぎで概算の形状を。
まー、もう何度もやってますから慣れたもんです。
中研ぎは手作業で。
いつもの通り見た目良いだろうとレバー根元までやりましたが、アフリカツインはハンドガードで隠れちゃうってのに後で気が付くみたいな。
さっと水研ぎし、
こんな感じ。
バフ掛けると、
素地出しちゃったんですぐ曇りますが。
スムーーーーーズ!!
そうそう、これですよ。
ただ、同じレバーのこれもそうですが、何も鏡面が良いかというとそうでもなくって、ヘアラインの方が滑り良かったりしますよね。
ざらっとしたTSKの方が滑り良いもん。
PBは薄いし見た目滑り良さそうだけど、実際使うと抜き難いし横滑りさせ辛い。
ブレーキレバーは吸い付くような感じと滑る感じどっちが良いですかね。
クラッチレバーの作業はまた時間のある時にでも。
クラッチ側は少し滑った方が良いのかな?
好みですかね。
ちなみに、30分程度の作業ですが、やってくれと頼まれてもやりませんのであしからず。
自分のは仕方無いのでやりますが。
今日も原型で帰るようだなー。
骨痛いなー。