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台風や地震での転倒防止に一工夫。 YAMAHA FI SR400
実は、強風でバイクが倒れたと台風後にレザーの張替え依頼が一定数入ります。
地震が起きた後も同様です。
そんなときに一工夫。
ということで、
久し振りの登場した弊社開発車両のFI SR400の2011年式。
キャブレターからフュエルインジェクションになった初年度のモデルです。
弊社の創業は1976年、ヤマハSR400/500が世にリリースされたのが1978年。
そのSRが発売開始されて以来ずっと弊社のショールームや作業場にはSR400/500があり続けました。
そんなSRですが、何時からだか知りませんが、サイドスタンドでの停車の傾きが小さくなっているんですよ。
傾きが浅いのはこの車両購入後すぐに気が付いたのですが、その時はてっきりサイドスタンドが長くなったのかーなんて思っていました。
ハンドル右に末切りするとちょっと手で押すとサイドスタンド反対側に倒れてしまいます。
少しでも傾斜付いていたら勝手に倒れます。
春に参加した SRミーティング でDUCATI乗って来てたライダースクラブ編集長の小川さん(笑)とも話したのですが、以前のキャブレターモデルに比べ柔らかいレートのスプリングになっているだとか、リアサスの自由長がそもそも短くなってるだとか車重も増えてるとかの話になったような無いような。
世間話中心だったのでうろ覚えで定かじゃありませんが。(;´・ω・)
スタティックとかいうかサイドスタンドでのサグ値が大きくなったせいで起きてるってのもあるんでしょうか。
最初から横倒しにしておくという上級者向けテクニックもありますが、
東日本大震災で隣のW800に寄っ掛かってしまったことがあるので、その後、弊社ショールームではサイドスタンド反対側にこんな物を突っ込んでいます。
サイドスタンド掛けてちょい押し(サス伸びる方向)のセンタースタンド下に入れ乗せる感じ。
これ、台風前にも使える手でして、ハンドル左末切りギア1速にして出来れば輪ゴムなんかでフロントブレーキロックしておくと更に安心だと思います。
もっと格好良い物にすると良いのかもしれませんが、うちで使っているのはそこらに転がってた廃材です。
この板が壊れちゃったり吹き飛ばされちゃう可能性も無きにしもあらずですが何もないよりは良いのかも?
ちなみに、ボディーカバーは掛けない方が良いと思います。
極度にバタついて外装品傷にするかもしれませんから。
カバーが帆の役目果たして転倒する可能性もあります。
何かの飛来物が当たったらカバーどころの話ではないですし。
小枝とか小さな物なら掛かっていた方が良いのかな。
理想はタイダウンベルトなんかで地球と固定できれば良いんですけどね。
ちなみに、センタースタンドはかえって倒れ易くなります。
レーシングスタンドは試したこと無いので分かりません。
店奥に置いてるダートバイク達は十分傾いてるのですが、サスストロークあり過ぎて横揺れして勢い付くとサイドスタンド反対側にポヨーンて倒れます。
まー、土の上で倒れるか店で倒れるかの違いなので何も施していませんが。
倒れる側に大事な車両や商品無いしね。
しかし、久しぶりに見たけど良いよね。SR
この ’78初期型SR500をオマージュした? ガソリンタンクのカラーリングが好きなんですよ。
そろそろ2019年式対応シートも作らなきゃ。
既に? お問い合わせいただいておりまして、いやー直ぐには作らないですぅーて断ってます。
『今までK&Hのシート使って来たから出来るまで待ちます!』
なんて言ってくれる方も居たり居なかったり。
でね。
天災や事故での被害にあったシートのレザー張り替えや補修依頼受けるのって嬉しいものじゃ無いんです。
『散々走り回ってレザー硬化し出したからとっ替えてー!』 みたいにある程度役目果たした物をメンテナンスする方がやっぱり気持ちが良いのです。
あと、気分転換にとかね。
これも心機一転また乗るぞって感じで良いと思います。
勿論、 被災したシート でも依頼があれば経緯は置いといて他と変わらず確りとした作業をしてお戻しします。
そんなこんな最終的に天変地異には抗えない部分ありますが、対処しておくかしないでおくかの差はありますので参考になればこれ幸いです。
まー、ただ板を差し込んで置くだけの話ですが。
末筆ながら、先日の台風で被害に遭われた特に南房総の皆様が早く元の生活に戻るよう願っています。