Door of adventure 2024 鮫川村 DAY-2

DAY 1 のつづき。
 

ということで、

DAY2はピーカン晴れ!

鮫川村のおばちゃん達が用意してくれた朝食いただき歯磨いたら昨日のコマ図を引っ張り出す。

以前はA4を半分に切って一枚一枚糊で貼り付けていた。

主催書の涙無くては語れない(からここでは触れない)努力の甲斐あって巻物になっておる。

楽だわー。

実はあの作業大嫌いだったからめちゃ嬉しい。笑)

現場でやるチマチマした作業が好きじゃないんだ。

やるなら落ち着いた場所と時間使って根詰めてやりたい性質。
 

でもって今日は給油できない可能性あるみたいだから和歌さんにガソリン分けてもらって満タンにして準備完了!

今回、YOさん水冷を義丹さんに託し、自分は空冷のヒマラヤで出走。

その義丹さん『上山さん!干したブーツが乾いてるよ!?』だって。

それ絶対ぇー乾いて無いからっ!

湿度100%近くあったし。笑)

濡れたブーツや衣類は袋に入れて密閉して車内に置いといたけど、車内は自分の寝息で結露すごかった。

車内も外のバイクやテントもびっちゃびちゃ。

帰り着る服まで湿ってるわ。

まー、窓開けて走ってる間放っておけば少しは乾くだろう。

私は二足目の乾いたブーツとグローブで出走。

そして、調子の悪いB+comを予備(ムスメ用)にスイッチ。

備えあればホニャララだね。

DAY2はリバースグリッドだから昨日と打って変わって遅めスタート。

今日もマディー確実なのでカッパ履いて出走する。

上 : 『義丹さんブーツ冷たいでしょ?』

義 : 『そんなこと無いよ!乾いてるよ!』

上 : 『( ´_ゝ`)フーン』

一発目の林道で山原(主催者)トラップ。

マップでは右っぽいんだけど走って行ったみんな戻って来る。

どうやら、行き止まりらしい。

ミスコースならぬミスマップ。

毎回何かしらあるからわざとやってるんだと思う。

しかし、晴れているだけでみな感激しているなぁ。笑)

昨日は昨日で楽しかったけどやっぱ晴れが良いよね。

濡れているが砂利は締まって非常に走り易い。

泥は昨日よりも粘度増して難易度上がっているけどクネクネくねくね真っすぐ走らなくて面白い。

↑ 結局なんでも良い。

今クロスカブ貸してくれている今野さんはテネレで走る。

舗装路に出て『あれぇ? 和歌さん消えた!?』

和歌さんインカム調子が悪くて電源落ちで気が付いたら後ろにいない。

義丹さんが様子見に戻ったので休んで待つ。

二人戻った来た。

どうやらパンアメのラジエーターに泥や木っ端や枯れ葉が詰まって水温上がって警告灯が点くらしい。

飲むため持って来た炭酸水をコアに噴射する和歌ぽん。

シュワー! てダメだろう。笑)

このままじゃ走れないからリタイヤして基地に戻ると。

とりあえず、下りだったから水回しながら風当てながら走る。

むー、水汲めるとこどっか無いかなぁー。

『あぁぁぁ! あったー!!!!』

最初ペットボトルに入れてぺこぺこ噴いていたんだけど埒あかない。

そこへ 『2りんかんのビニール袋あった!』 と義丹さん。

必死に水を汲む二人を撮る私…。

大の大人が面白い。笑)

ざぱー!

シュー!(水冷)

ぱーん!

アメリカー

おー、落ちる落ちる。

このバイク壊れなければ面白いんだよなーとオーナー。

水温下がったらしい。

パンアメリカはフロントフェンダー短いくせにラジエーター真ん中に一枚どーんと漢らしい(ジェンダーアウト)配置。

オフロードバイクって普通ラジエーター左右に振り分けてあるんだよね。

フロントタイヤで跳ね上げた物でコアが詰まるから。

詰まると空気抜けないから、ただただ水が経路を通っているだけになる。

そしたら水温上がるじゃん?

なんで真ん中やねん。

おもろいなアメリカ人。

やっぱ空冷最強だな。

何も考えていないようなこの883ですら考えて作ってある。

スキッドプレートを上方まで囲ってフロントフェンダーとオーバーラップさせた。

ビンテージモトクロスでマディーを走って良く学んだのさ。

空冷もフィンに泥が詰まるとオーバーヒートするんですよ。

だから、本来ならここ(ダウンチューブ間)にレギュレーターが配置されているのを、

ここに移設するスペース設けた(凹ませた)リアフェンダーを作ったのだ。

だから、今回もフィンの間に跳ね上がった泥は詰まっていなかった。

作っているときはこれだけ覆ってしまって走行風当たる(空冷する)のか心配していたけれど、今年の酷暑の中を林道ツーリング行き水冷KTMが苦戦している中でも883は問題出なかった。

883であるメリットもここにある。

M2だったら間違いなくオーバーヒート。

しかし、気持ちが良い。

やっぱ晴れだよね。笑)

途中、クラッチケーブル(タイコ)切れたエントラントを手持ちの道具と工具で助けたり、泥路で横倒しになったバイクを起こしつつ進んできた。

CP(チェックポイント)着いたら『ビッケだよ』と…。

まじかー。

先へ進む。

さ、先…。

和歌三段活用

林道の中めちゃミスコース。

行ったり来たりしていたら、最後のコースチェック(脱落者が路上に朽ち果てていないか確認する)スタッフにばったり出会う。

自分たち逆走してた。笑)

『ビッケですよー。(・∀・)ニヤニヤ』

タバコ吸ってるとこ先生に見つかった高校生の様に引き返す。

和歌ゴロシの路面(水溜まり)。

詰まったら負け。

途中、タイラップでほじくったり市街地の蛇口で洗ったりして走ってきた。

ゴール近くなってきた所でとうとう883ガス欠。

マップ上では185kmくらいなのだけど、ミスコースしまくったからなぁー。

この時点で211km走ってた。(TRIP 2で確認)

ダートではリアタイヤ空転しまくってるし燃費も悪い?

小さく見えるけどタンク容量12L。

まー、大型としては小さいか。

190km地点でスタンドあるがもうやっていないよなー。

日曜日だし定休かもって着いたらやっぱり閉まってた。(;´・ω・)ドヨーン

0.6Lじゃギリギリか?

そしてゴール手前1.3kmで再度力尽きる…。(´;ω;`)ウゥゥ

和歌さんに頼んでガソリン入れて戻って来てもらうまで独り暗闇の中で待つ。

あと数百メートル登れば残りはずっと下りだったんだけどねぇ。

かと言って押すのはイヤ。>_<

ありがとー。

ガスお代わりして程なくゴール。

もう真っ暗だし義丹さん後半ホニャララで無口になっちゃうし(笑)自分はガス欠するしで三人一緒にゴール写真撮れなかった。

直ぐにテント仕舞って着替えてバイク積み込み。

照明無いと積み込み無理ってくらい辺りホント真っ暗。

ビッケだったから周りだーれも居ない。

残ったスタッフみんなに挨拶して逃げるようにモトパーク森から立ち去り給油ついでにルート上にあって気になっていたラーメン屋へ入る。

まー、普通ね。

欲していたのとちょっと違った…(´;ω;`)ウゥ

睡魔と戦わずに休み休み進む。

この5ナンバーサイズでトレーラー引き停めるとき困るのよねー。

空いてればこっち、混んでいたらあっち。

どっちに停めても何となく後ろめたいみたいな。

何とかその日の朝霞に戻って来られた。

疲れた身体にムチ打ってテントやらバイク下ろしてトレーラー畳んで帰宅。

家族ギリギリ起きていたが、自分の顔見て少ししたらもう寝るねーと。
(これが一番ツライ。笑)

三連休だったので、翌日も休み。

さ、三連休???

午前中に家族団らんしつつ洗濯物やって逃げるように朝霞来てこっちのお片付け。

良く汚したねー。

至る所まで泥が入り込んでる。

でも、シリンダーには入っていなんだなこれが。

過去の自分は良い仕事した。

今回ウインカースイッチ浸水して誤作動したけどそれ以外はノントラブル無転倒。

こんな使い方で3万km走ってる。

休みだからゆっくり洗車できるー。

ブーツも洗う。

加水分解してゴムが千切れて来た。

買い替えかー。ツライ…。

行く時点でもダメだったけどダートはもうダメだな。

舗装路(通勤)で使い切ろう。

泥道で真っすぐ進まなかったのはこれだろう。

でも、食わないからまたそれが楽しかった。笑)

DOAは、主催者が『速く走る必要なんかどこにも無いじゃない』と考えている(たぶん笑)のを、エントラントが勝手に汲み取って楽しんでいるところが好き。

だから、ゴールはあるけど無いようなもんだし完走なんかしなくても別に良いって雰囲気になってる。

それでリピーターも多いし何か聞き付けてきた新規エントラントも多い。

自分もいつの間にか古参になってしまったなぁ。(;´・ω・)
 

まー、そんなこんな福島の二日間あっという間だったな。

一緒に過ごした皆さんありがとうございましたー。

来春また会いましょう!
 

しかし、883は良いなー。

ずっと楽しい。