Dax125 バナナ(ハイ)シート その8 スポンジ抜けた!

はい。

今日は時間にゆとりを持って作業してもらったので普通にスポンジ抜けました。

いつも急かしてばかりで済まないねぇ。

はみ出しをぱっと仕上げる。

こんな感じ。

穴開け。

OK!

弊社製シートはシートベースを型にインサートして発泡させているので、スポンジとシートベース間に段差がほぼ出来ません。

当然、レザーを張った際ここが凸凹していないので綺麗に仕上がります。

見た目の良さも大事ですね。

装着確認。

もう跨っただけで分かる。

サフェ色からスポンジにあり更に膨張して見える。

でも大丈夫。

一応、下書きして

ひと筆(ペン)書き。

ちょっと失敗したけどこんな感じ。

たった一本線が入るだけでこれだけ変わります。

これが黒いレザーになるとどうなるでしょうかね。

お楽しみに。

で、早速走りに出る。

いいねー。

また凄いシートを作ってしまった。

ハンターカブのハイシートに通ずるものがありますね。

ただ、調子に乗って走ると少し小径ホイールのネガが顔を見せる。

フロントに出る挙動。

スクーターみたいな落ち着かなさが出そうな雰囲気。

これね。

ハンターカブには無いんですよ。

前にも書いたけど、↓の数値も影響してますね。

ハンターカブ

・キャスター:27度 ・トレール:80mm

ダックス

・キャスター:25.54度 ・トレール:84mm 
 

ハンターカブにはあの重たいリアキャリアがあって後ろが重たくなっているのも影響しているんじゃないかな。

比べてダックスは前が重い。

それと、フロントサスのリアバウンドストロークが大きい割に後ろが動いていないんだよね。

ハンターもリア動いていなんだけどキャリアがある。

実は、ここが座面傾斜を決めるのに悩んだ所。
 

ミディアムシートとローシートも比較するに直後に付け替え走行何度かする。

ミディアムに乗り換えると牧歌的な乗り味だ。

ローはローで車体なりの動き。

ハイシートは少し元気に走らせたくなります。

これ高さの違いだけじゃなくて座面の傾斜やら色々調律しているんです。

走って雰囲気でヨシ!なんて決めていませんからね。笑)
 

しかし、最後に5mm座面を下げて良かった。

そのままだったら良い時は良いけど悪い時にもっと悪くなっていたはず。

ツーリングは出掛けた当初の元気な時と、元気が減って来てからも長いですからね。

後半は家に帰る(着く)ことが目的になるようなツーリングは嫌いです。

家に着くまで楽しくないとね。

だから、もう少し走りたかったけどなぁーってなるようなツーリングに必要な道具を作りたい。
 

悩んだけど最終的にとてもバランス良い所に落ち着いたと思います。

ハイシートだけじゃなくてミディアムにはミディアムの乗り味があって、ローにはローの楽しさがあります。

なに言ってんのと思うかもしれませんが、乗り比べたらこの意味が分かります。

半信半疑でも買わなくても構いませんから少しでも興味あるなら乗りに来てください。

余計な話も聞きたかったら聞いて下さい。

答えます。

で、ハイシートの足つき。

190cm橋本が跨ってこんな感じです。笑)
 

ミディムシート+15mmなのですけど、足下す部分を少し落としたってのもあって正直そこまで変わらないかなぁー。
(足つきローとミディアムで悩む人には大きな差になるかも?)
  

● シート高:

バナナシート(ロー) : 765mm
バナナシート(ミディアム) : 785mm
バナナシート(ハイ) : 800mm

純正シート : 775mm
 

一旦、縫製部へバトンを渡します。