BUELL Cyclone M2 乗り出し前整備 その7 カウル補修とテールランプ崩壊…

二夜連続ですが、乗り出し前整備 その6 のつづき
 

ということで、

元々付いていていたカウルが割れてます。

エンジン掛けるとぶーらぶら。

割れているというか分離してますねこれ。

苦労の跡が…

アルミのアングル裏打ちしてブラインドリベットでバッチリ補強…。

と言いたい所だけど、テールランプどころかリアフェンダーやナンバーまでぶーらぶら。

カウルの取り付け部も割れ放題。

同色のカウルがオークションに出ていたので入札。

誰とも競わず落札。

既にファイバー目がはみ出しているのは置いといて、

何てこたない。

買ったのも割れていた。

どうやらここは割れるものらしい。

以前乗っていたという人からSNSのコメントで『当時も同じとこ割れたよ』と。

なーんだ、みんな割れるのね。

自分のだけじゃない。

そうかそうか。

物が届いてから知ったのだけど、1999は『CYCLONE M2』

2000年以降は『M2 CYCLONE』へ車名が変更になったらしい。

紛らわしいなー。

何にしても、自分のM2はこのくるくる印付いた『CYCLONE M2』なのだ。

これを直して使いたい。

てことで、オークションの方を使って補強テストを試みる。(重複)

450マットを1プライに、張りを出すためガラスクロス + 1プライ。

割れている所や要所はもう少し厚め。

夜中にやったのもあるが、元ファイバー屋としてはかなりヒドい張りっぷり。

まー、商品にするでも無い自分の物なので良いや。
 

どこまで補強入れるか考えて作業始めたが、硬化後にもう少し前までやると効果あるなとか割れている取り付け部も面でとかで何度か張り足した。

ちょっと重くなってしまった。

実走してポリエステル系樹脂との密着度合いをみる。

振動下での剥離もあるかも。

まー、テストピースね。

ピースの割りにはデカいけど。

本番のくるくるCYCLONE M2は、商品には使えない3Kカーボンあるからそれでバックアップしよう。

ただ、完全に破断してるからなぁー。

硬化時に反りも出そうだしちょっと考えよう。

程度良いカウル買ってペイントも視野に入れ…

たくない。笑)

ある物を直して使おう。

余分をカットして、ボロ隠しにつや消しの黒を吹いておく。

やっぱり後から気が付いてリアフェンダーの取り付けベロにも張り足した。

そう。

カウルのそのベロにこのリアフェンダーを共締めというふざけた構造。

しかも、テールランプの取り付けボルトがその重責を担っている。

いる、いや、いた…。
 

しかし、カウルもフニャフニャだが更にフニャっているこのリアフェンダー。

もうリアフニャンだーに改名だな。

サイクロンとM2をひっくり返している場合では無い。

優しく言うと柔軟性に富んでいる。

でも常時貧乏ゆすり状態だ。

ナンバーが千切れそうだが そこは純正ナンバー台が良い仕事をする。

てか、カウルが先に破断して一緒に飛んで行っちゃうんだろう。

フニャンだーからフェンダーに戻るべくここもFRPでバックアップ。

後ろの左右ウインカーも装着するので、こいつにビシッとしてもらわないと色々折れる(困る)。

フレームのエンドループは赤い所まで。

カウル取り付けは白矢印4点。

テールランプ、左右ウインカーとナンバーの付いたリアフェンダーは後ろ側の白矢印の下に挟み込みつつテールランプの固定ねじで共締め。

以上。
 

誰これ市販化するの許したの。

私、振動多いバイクのフェンダーとか外装品を沢山作って来ましたが、絶対にこれじゃ持たないだろうなってのをことごとく採用してある。

返しも浅いここ応力集中しそうだね、ここ折れるよねって所から折れている。

まー、新車で買ったわけでも無いので文句も無い。

対策しつつ補修して使いますよ。

リアフェンダーも同様にボロ隠し。

乗り出し前整備日記はまだ続くのだけれども、実際は既に乗り出している。

で、休みに朝霞へ荷物取り来たら、途中で後ろから音するなと思って店着いて後ろ見たらテールが落ちていた。

だよねぇー。

開口部のズレでも分かるように、リアフェンダーが垂れ下がってる。

良く考えりゃ分かりそうなもんだがどの程度か分からなかった。

カウルとリアフェンダー補強すれば次弱い所が壊れるもんだ。

ランプベースのインサートボルトがもげてしまった。

テンション気を使って裏にナイロンナット使って甘締めしたんだけどな。

ベース樹脂の経年による硬化もあったろう。

うーん。

どうしよう。

この後に出掛ける予定あるんだが…。

とりあえず、リアフェンダー後ろの固定をテールランプに依存するのは止めないと。

手っ取り早く穴を開ける。

テールランプベースと干渉しない部分で締結。

フェンダー着脱にひと手間増えるが仕方ない。

ベロ張り足しておいて良かった。

ちなみに、そのベロはカウル裏に樹脂パテみたいなので接着してある。

接着面積は稼いであるようだけど…。

TW200流行った当時の社外トラッカーシートもみんなこれだったよね。

ことごとくテールランプとナンバー落としてた。

配線で引っ掛かってバルーンなリアタイヤに巻き込んだり。

うちのはナンバー受け板にちゃんと返し付け割り型にして一体で張り込んでた。

M2のナンバーはホントに社外TW式。

板に返しは無い。

接着剤の質が良いのか剥がれはしないのかも。

私は心配だったので板の付けとカウル裏をFRPで繋いじゃいましたが。

壊れた物を更にぶっ壊す。

更にくり貫く。

適当な物を出してくる。

良いロングボルトが無いのでね。

適当に位置合わせをし、

レンズは割れていなかったのだけど、DUCATIモンスターと同じCEVレンズだからオークション探せば程度良いのがいくらでも手に入るのさ! と穴広げつつ裏のポストを割る。

どうだこんにゃろー。

そして後で調べて分かったの。

モンスター用はナンバー照明別でレンズ下クリアーじゃ無かったよ。

ふふふ。

なーんだビューエル専用なのね。

やるじゃんビューエル。
 

ビューエル用の出品はひとつも無かった。( ノД`)シクシク…

とりあえず、笑いながら15分でクイックエイド。
 

乗り出し前整備は その8 へつづく。