我が社の縫子ライダーの箱事情(ハンターカブ)
我が社の縫子さんの 昨年納車された ’25ハンターカブ。
箱付けてから乗り出したいというので 『付けてあげるよ』 なんて格好つけたらなかなかだった件。
これは何とか付けた所だけど、最初ぜーんぜん、まーったく、ベースプレートとキャリアの穴位置合わなくて愕然とした。
ハンターカブのキャリアはパイプ組みじゃなくほぼ板状でところどころ雌ネジ切ってあるのだけれど、その穴位置合わないとなると途端に難易度が高くなる。
ベースプレートと箱を固定するためのフックが下向きなのは良いとして、ベースプレート本体よりもフックが低い位置になっている。
しかも、ラッチがベースプレートやフックよりも低い軌道を通るってことでキャリアにべた付けできないというお粗末な設計。
キャリアを交わしつつフックに引っ掛け持ち上げないといけない。
要は、ロック機構付近下側に開口部が無いと、箱とベースプレートを切り離せないという仕組み…。(;´・ω・)
ハンターカブのデフォルトキャリアは、後端に持ち手(開口部)あるのでそこを軌道上に来るよう合わせて付けるしかない。
もしくは、持ち手よりもさらに後方キャリアから大きくはみ出させる格好にするか。
それか、どーんと箱(ベースプレート)をキャリアから上方へ浮かす。
仕事終わり昼休みに散々試して位置出した結果、キャリアから大きく浮かすことなく付けるとなると、前後1cm程度の間に収めないといけないことが分かった。
操安考えぎりぎり前目狙って付けたい。
後ろに重量物付けると前輪接地感も低くなり操舵が心もとなくなるからね。
結局、狙った位置に固定するとなると専用ステーを作らなきゃならない。
というか、狙った位置で無くとも何かを何かしないと全然付かない。(;´・ω・)
図面書いて外注しようかと思ったけど(自分のだったら楽だし早いし物良いからそうしてた)費用負担大きいよなーと自作することに。
『この箱幾らだったの?』 て聞いたら 1.6万えんだってさ。
やっすぅー。
この価格の物を付けるのに、箱代以上の費用なんてなかなか考え及ばないよなぁー。
ということで、
前ステーはハーレーのシートステーの見切り品(試作に使ったり傷入っていたり)から切って使った。(沢山ある)
完成品。
ステン板厚3mmは切って整えるのはまだ良いが(それも手間っちゃ手間だけど)穴開けるのがなかなか骨が折れる。
というか、刃が持たない。
キリ研いじゃ掘っての繰り返し。
うちファイバー屋だからステンなんて滅多に穴開けないもん。
傷多めだったので、仕上げにヘアライン。
上下オフセットはちょうど良いけど曲げ角合わないから叩いて当たり面を平行にしたりもする。
座繰られた面に雌ネジ立っているので、キャリア天面まではカラーを差し込んでその上にステー乗せてM8ボルトで締結。
後ろステーの天地オフセットは板曲げ出来ない(蹴飛ばしもヤゲンも無い)ので、カラー敷いて安直に平板切って穴2ヶ開けた。
ホントはカラー使わずクランク板で固定したいが安上げで。
何とか固定できましたよ。
『汎用品』 てのは、基本そのままじゃ付かないよの意。
専用品は高いって?
そりゃ、付ける側が頭悩ませ時には加工し付ける代わり、売る側が考案しそれ用に全て用意された物を買ったらポンと付けられるその対価だからね。
高いと感じるか安いと感じるかはその人次第?
汎用とはもしかしたら何にでも付けられるかもしれないけれど、どうにも付かない場合でもあなた任せという意味でもある。
ベースプレートどこに付けるかステー何処から出してどこに固定するかだけで数夜と昼休み、ステー作るのに一夜掛ったよ。
しかし、これ最近のディーラー的なバイク屋に持って行って上手に付けてもらえるんだろうか。
外注?
自分はボルトオン装着の開発しているからまだ慣れたものだけど、これ典型的な消費者だと大変だと思うんだけど。
みんなどうやって付けてるのか謎だわ。
自分で付けているの?
よくキャリア後ろから箱はみ出してるの見るけどそういうのもあるのかね。
てっきり、箱とシートの間にも物載せたいからあえて後ろ目に付けているかと思っていたけど…。
我が社もう一人のハンター乗りはソフトバッグを使用してる。
この手のバッグを使う場合ハンターの板キャリアは都合良いよね。
まー、納車のお祝いてことで。
早速、昨日乗って帰ったが道に迷って家まで3時間掛かったらしい。笑)
無事に着いたらのなら良いさ。
今後も安全に楽しんでもらいたいね。
そのためにも確り箱を固定したかったのだ。
一先ず純正シートで沢山走ってその後にそら豆シートかな。