FLH1200 整備 その4 バナナキャリパーとFホース交換
本日もZ900RSローシート鋭意型取り中!!
休み明けに型が出来上がるからスポンジ抜けるでしょう。
ということで、
本日もFLH1200整備の続き
暑いし取り回しの際にスクリーンが顔に掛かるのが嫌でやっこカウル外してみた。
それで走ってみたら一気に前方視界が開け、乗車感覚が全く異なりカウル有り無しでここまで違うのかと驚きました。
ロードキングみたいだ。
開発車両としてカウル無しナセルヘッドのローキンを数台乗り継いだけど、乗車位置がここまで高くないからそれとも全然別物ですね。
面白いなぁ。
カウル外したら内側のステーのクロームが錆びていた。
HDのクロムメッキ上の錆は、このくらいなら
このくらいまで復活します。
流石に地金出ちゃってる所は致し方ないが、まー満足。
反対側も同じようなもんだったがここまでになりましたよ。
それなりの経年変化(劣化)と手を入れた綺麗さの両立。
しかし、このナセルのいぶし銀?は磨けないなぁ。
昨日今日でこうはならないからね。
おいそれとピカピカには出来ない重厚感。
とりあえず、ここは埃だけ払ってこのままにしておこう。
ショベルヘッドではお馴染みバナナキャリパー。
昼飯やった後ちょっと外してみたが、なかなかメリケンメイドでマジですか(苦笑)という構造。
ピンスラキャリパーでワンピストン。
問題はスライドピンが…
まー、いいや。笑)
構造的にアレだけども、だからと言って他の物に換えることはしない。
なるべく足さない引かないそのままで。
当時のオリジナルで乗りたいのです。
修復というより整備して減った成りで調子を上げていく作業。
勿論、減り切って今後支障が出てしまいそうなら迷わず交換。
特に保安部品。
そこまでブレーキダストなどで汚れいていないので、直近でメンテナンスされていたのかな?
ピストンもダストシールもキレイな状態。
しかし、キャリパーのサイズ(重量)の割りに小さいパッドだなぁー。
カップのフルード吸い出す。
ホース替えます。
アメリカン(メーカー)企画で日本製ホース採用の台湾生産品。
名の知れたところのヤツだから大丈夫でしょう。
純正ホースが当時のキラキラグルグルの巻いてあって擦れて痩せちゃってるし、フルード垂れていたのかホース表面が軽く膨潤しているようにも見える。
まー、DOT5(シリコン系フルード)なんでそこまで悪さはしていないとは思うけど。
これから乗るのに制動系に不安があるのも嫌ですよね。
あー、この程よく錆びたフィッティングを交換するのが惜しい。
後学の為、外した純正ホースを切ってみた。
まだ使えそうですね。
一応ピストン抜いてみた。
一部表面の変色あるも、大きな腐食は無い。
ピストン側面辺りは綺麗なもんだった。
ピストンもきれいなもんだ。
素人に出来ることは少ない。
掃除して元に戻すのが主な作業。
パッドにペーパー当て面取り一応やった。
ねじ山グリスでぐちゃぐちゃになっていたキャリパーボルトを掃除して規定値で締結。
フルード入れてエア抜き。
ブリーダーのキャップは付いていない。
付いていないのじゃなくてこの年式に設定が無い。
社外品を買ったんだけど、夜中ネットで2個頼んだつもりが10ヶ入りだった。
18ヶ余る計算。
バナナキャリパー使ってて欲しい人朝霞に取り来てくれたら前後分2ヶあげます。
先日フルード交換しただけでもフィール向上した後ろバナナ。
ただ、鳴きがハンパ無い!
住宅街で国鉄時代の電車が停止するような事態。
後ろは程々汚れが堆積。
何となーく、ウエット。
油分?
パッドの表面は乾いてる。
お辞儀してローターにもたれ掛かった形跡はまだ無いようだ。
スライドピンと軸受けが摩耗するとキャリパーの自重で垂れ下がっちゃう困った構造。
パッドピンが乾いて光ってるぜ。
ピストン側もぼちぼち。
この年式にはあるはずの鳴き止めシムが入っていなかった。
とりあえず、このまま掃除して組み込んで検証する。
シムは別途手配中。
’80のオリジナルだね。
バナナキャリパーだけじゃなくて全体の構成の問題。
ただ、一点。
物凄い整備性が良い!
キャリパー割ればパッド交換も楽々!
と言うか、割らないと交換出来ない。(;´・ω・)
スライドピンにブーツなど被っていないから挿入の際に破く心配も無い!
ブーツ無いから汚れる心配はある。
余計な油分あり過ぎるとローター他に付着する可能性も否めない。
油は飛び易く摩耗も促進され易い。
キャリパーやボルト掃除してパッド表面擦って面取って組み戻す。
体積した汚れ落としは定期項目だなこりゃ。
まー、面倒は少ない。(メンテレスでは無い。)
これで前後ブレーキは一先ず完成かな?
あとブッシュのガタを何処まで許容するかだな。
リアマスターは場合によってリペアキット入れるかも。