キャブクーパーのSUと、TE250のミクニ(TMX)

ヨメさんから『ガソリン減るの早くていつもガソリンばかり入れてるよ?』と言われていた。

ミニ買うまで数十年ガソリンなんか入れた事なかった(ずっと身分証明書だった)から『バイクも車もそんなもんだよ』と返してた。

確かに踏むと黒煙吹くんだよなーと試しにスマホアプリで記録させたら5.7km/Lとかでドン引き。

1.2tあるツインキャブのワーゲンよりも悪いじゃんか!

トレーラーにバイクやテントやら積んで高速9km/L強で走る。
 

ということで、

休みの日にちょっと見てみたらこれ!

真っ黒だし!?

エアクリーナーはキャブにボルト二本で止まっているので取り外し簡単。

その先のシュノーケルもヘッドカバーに二か所ナットで固定されているだけ。

メンテナンスは楽ね。

吸い口側ジョイントがアングルになっていて、上方のエアクリーナーと合体する仕組み。

エンジンルーム狭いからね。

ヘインズのSMで部品構成だけ確認すると至極単純な構造だからイケるだろうとサクサク外す。

‘91のキャブクーパーのデフォルトはSU製HIF44。

ハーレでもお馴染み英国製の負圧式キャブですね。

と言ってもSU触るの初めてだわ。

バキュームピストン。

負圧管理にダイヤフラムを使用しない。

ピストンの支柱の中にオイルを入れて減衰しているらしい。

調べたらダンパーオイルは粘度がどうのなんて話で、自宅に使えるようなものが食用くらいしかないのでヨメさんに弁当のカップ貰って再利用することに。

これちょうだいって言ったら『何に使うの? なんでこれなの?』て何度も聞かれた。笑)

夫 : 『SUのダンパーオイル再利用するから入れ物欲しかったんだよ。』

妻 : 『へー。(興味無し)』

ニードルガイドが軽く固着していて抜くのに一苦労した。
(ポータブルストーブで焼いた)

やっぱり自宅に細かい番手のペーパーなど無いので台所からスコッチブライト引っ張り出して来てサラサラどガイドのガソリンカスとピストン側のささくれを均しておく。

ニードルはデフォルトの『BFY』が入っていた。

偏摩耗してるなー。

納車の際にOHキットでニードルジェット(メインジェット)の方は交換してあるようなのでやっぱりニードルか?

アイドリング付近の被りはないのでチョーク絡みじゃないだろう。
(ここのシール類はOHキットに入ってる)

CVだから空気をチョークするんじゃなくてガスをエンリッチしてるんだよね?

普段ヨメさん回さず乗っているから中域減ったニードルで走って燃費悪いのか?

ニードルまでは換えていなかったんだろうなぁ。

にしても5.7km/Lは悪すぎる。
 

しかし、これでよくガス検通ったなぁ。

ミクスチャーめちゃ絞ってテスター当てたんだろう。

そのミクスチャーは、新しい同品番ニードルに交換後に燃費確認してから触ることにする。

条件変わるのを比較するためにもアレコレ弄らない。

ニードルはインテーク側に傾ける仕組みなようなので、合いマークを揃えて…と言うか、固定ボルト成りにするとこうにしかならい。

サクションホールでかいね。

一先ず元の位置となるピストン底面合わせにしたけど、これ突き出しで多少ニードル高さ(燃調)変えられるってことだよね?

ニードル上のスプリング遊ばせちゃダメだろうけど。

どうだろう。

まー、ニードル来てからだな。
 

これより前のフロート別体モデルのSUは、ニードルジェットと言うかメインジェット側の高さを上下させて燃調していたようだ。

フロート一体になったHIFは、ミクスチャーがその役目を担っているのかな?

普段バイクキャブばかり触っているのでミクスチャーというとスロー系を思い浮かべちゃうのだけど、SUはニードルジェット(メインジェット)から吸い上げるエアーとガス供給を調整しているってことか。

スロー系のジェットは無い。

要はミクスチャー全域に渡って影響する。

このキャブは、基本的な燃調はほぼニードルのプロファイルにより決まるんだろう。

合ってる?
 

このミニは、ワーゲンの様にツインキャブ化する気は全くない。

ワーゲンは重いしトレーラー引くから仕方がないのよ。

ウェーバーにする気もない。
 

負圧式のシングルキャブは、扱い易さやメンテナンス性の良さ、大きくセッティングが崩れ難いなどのメリットだけではなく、低回転で大きな踏み込みから遅れて回転が上昇してくるというある程度クランクやフライホイールのイナーシャある車との相性良くて好きだ。

トータルでもとても良いシステムだと思う。

メーカー純正採用されているので当然と言えば当然か。

一先ずニードルの状況確認出来たので元に戻す。

エアクリーナーはそんなに吸わなくて良い。

口も遠くて細いオリジナル。

そもそも1.3Lトルクもあって車重690kg走らない訳がない。

えいやと思いきり踏み込みゆっくり猛烈に息の長い加速するなんて最高じゃない。

ばーと加速してギア掻き上げてってのも良いけれど、速いとかレスポンス良いとかは興味が薄れてしまった。

もうレースもしないしね。

そういう意味では4速MTてのも合っている。

そう考えるとダンパーオイルは硬めにして良いんだろうな。

まー、このミニそもそもヨメ号(その後はムスメ号)なんだが…
 

この後、ネットで調べてイギリスのショップに『BFY』をニードルを発注した。

海外製品とは言え日本で売ってるニードルは何でこんな高値設定なのか…

8£(1£=195円)程度の物が8,000円程度で売っている。

入手しやすいハーレー用のリプレイス品(3,000円程度)も考えたが、微妙にセット違うようなので先ずはノーマルセットから。

どうやらハーレー用のリプレイスにはサイズ違いのにーづるジェット(メインジェット)もあるみたい。

ミニ用のと径が近いか分からないけど。

で、キャブ繋がり。

ラストキャブTEのミクニTMXオーバーフロー修理もしよう。

先日の楊遊会 でエライ目に遭ったからー。(´;ω;`)ウゥゥ

純正シールと社外の対策品を組み合わせて組み直すだけ。

部品はとうに手元に届いてる。

あ、キャブ外すのサブフレーム持ち上げ(シート、サイドカバー、チャンバーやら外さ)ないといけないんだぁ。

あ、明日にしよう…。(;´・ω・)
 

今月も走り行けるかな?

一夏越えたガソリンだからどうにか使い切りたいだんだけどー。😰