FLH1200 整備 その2 DLタイヤ/DIDチェーン交換
Z900RSローシート鋭意型取り中!!
ということで、
FLHのタイヤ交換。
先ずは懸案の後ろから。
手持ちのジャッキでどの程度の高さまで上げられるのかというのがある。
古いリアフェンダーは丁番付きで跳ね上げられるのだけど、コイツは丁番無しなので被りの深いリアフェンダーを潜らせないといけないのだ。
アクスル緩める前にホイルの回転を確認。
おお! ちゃんと回る。笑)
ガタも無い。
幸先良い?
チェーンケース外す。
堅硬な作り。
当然重い。
この位かな?
意外と普通に行けた!
いいねぇ。
GOODYEARさようなら。
車体はとても安定している。
フロントブレーキロックしておくと良いね。
80年代といえほぼ70年代、大柄なボディーから想像するより華奢なシャシだ。
周りの余計な物の方が確りしてる。笑)
くっ!
ビードが落ちねぇ。
ひー。
何とか落ちた。
HD純正スポークリム(当然チューブ)は、ビードなかなか落ちない形状になっているからめちゃ大変。
パンクしても次の町まで何とか辿り着くためとかなんとか聞いたことがある。
死活問題てことだな。
イタリア製。
先に印入れておくと間違えない、えーとこっちがローターだからぁーと確認せず済む。
組み上がってから間違えに気が付いたり、遅い時間だとなかなかのダメージだ。(数度の経験を経ている)
後ろはDUNLOPのD401メトリックサイズ。
どうやら883と内外径同サイズ(厚みが違う)のが使えるようだからシール外して中見ておくことに。
何故かシール在庫あるんですぅー。
勿論、シムも持っていますぅー。
そう。
この年代のHDのホイルはテーパーローラーベアリングなのだ。
タイヤの摩耗状況からしてしばらくホイルメンテしていないだろうこと想像していたが、思いの外油っ気が残っていた。
(軽く拭き取った後)
これは大丈夫そうだぞ。
油全抜き洗浄し、HD GENUINE ベアリング用のグリスを塗布。
今の所、このグリスでホイルベアリングのトラブルに見舞われたことが無い。
先人に聞くところによると、TIMKENテーパーローラーは状況(エンドプレイ値良好)と定期メンテ怠らなければ10万キロ以上持つとか持たないとか。
シール新品打って戻す。
アクスル締結しようと思ったら座金が座屈して楕円になっていたので手仕上げで。
この年代角材(パイプ)だしアーム側ごと変形しちゃうのは仕方が無いんだよねぇ。
中子も目玉だし。
座金頼んでおくか。
また直ぐ座屈すると思うけど。
しかし、純正まだ出るのかなぁ。
外したベアリングの油見て大丈夫だろうと踏んでいたからグリス塗っちゃったけど、一応見ておく。
エンドプレイ。
SM規定値で、0.11~0.46mmのところ、油ついてるから分かり難いけど、0.16mmて感じだった。
二人乗り専用機なので一番低くなっていたプリロードを増し増しで。
下げるとマフラー擦るしね。
3段階全て試そう。
で、日を改めて前もやる。
ちょっと錆びてた。
ブラシで擦って油分与える。
チェンジャーのシャフト伝って油? オイル?がダラダラ落ちてくる。
アクスル抜いた時点でえらい油分だから何だこれ?と思っていたら、どうやらグリスの選定間違った物を詰めたようだ。
ただ、オイルシールが良い仕事をしてくれていたようで、オイルは表に出ず中はウエット(ぐちゃぐちゃ)だった。
ベアリングもめちゃウエットで無事だった。
てなことで、前はDL402F インチサイズ。
ベアリングは洗浄してドライで組む。
とりあえずノンシール。
規定値でアクスル締結してエンドプレイ確認。
良かった。
規定値に収まってる。
で、改めてグリス打って規定値までシール押し込んで、
蓋。
ローター側も同様に。
これで前ホイルも完了。
次はチェーン。
クリップだった。(;´・ω・)
まー、当時もそうだったんで問題無いのだろうけど。
ピン乾いてどっちが痩せたかブッシュにガタ出てた。
ノンシールチェーン。
DID中の人に聞いてFLH1200ならこれで大丈夫っしょ!と言われたのでこれをネットで即注文。
~1100㏄なのだけど、現代の1100に比べてFLH1200の馬力なんてねぇ。
スチールが雰囲気だけど、自分が使うと錆びそうだからシルバーに。
MOTO GPワークスも使用するとかしないとかの DID GENIUNE TOOL『かし丸君』
この工具は秀逸です。
ちゃんと工程追えば、リベットの加締めサイズも規定値に収まりますんで。
測ったら5.6mmと5.7mmだった。
(5.5~5.8mmくらいに収まると良いらしい)
素晴らしい!!
どこのスプロケットなのか分からないけどシルバーのチェーンと相まってピカピカです。
派手だな。
まー、この堅硬なチェーンケースと、
サドルバッグにサイレンサーが付くんでほぼ見えないんですけどね。