Dax125 バナナ(ロー)シート その7

ほぼ出来上がったバナナシートローの原型を今日も手直ししています。

最初ばーんと粗く作ってどんどん振って振って振り幅小さく最後は細に入りての作業です。

ステップに足置いちゃ下してをずっと繰り返して今何してるのか忘れた頃にふと違和感無いか確認。

あるんだなぁこれがー。

前側の少しの角?アールが馴染まない。

あと、お尻の余り肉(後ろ)の乗り加減。

ぽよんとしてますが、複雑なアールの組み合わせになっています。

着座部もそうですが、その少し前は足を上げ下ろしたり上体を支えたり車体が傾むくキッカケ作ったりしますからね。

同じアールにはならないですよ。

レーサーみたいに特殊な環境でも無いですし。

まー、傾けるのはシート形状より足(ステップ)の方か。

ほんの少しの差なんですけど、そのほんの少しの違和感が極力無くなるようにずっと作業しています。

まー、人によっちゃそれでも違和感感じるんでしょうけどね。

それ言っちゃうと切りがないので私なりにやっています。

と言いながら、やっぱり要件はあるんでその中での形状です。

車両側は動かせないわけですから、そのなりのシートベースだしシートベースなりの上物になります。

折り合い付ける部分もありますから。

同じ角アールで前から後ろまで流すというのは自分の中では無いんです。

弊社の全てのシート見てもらったら分かると思います。

単純そうに見えてみんな複雑なアールの組み合わせになっている。

…。

と思います。

多分…。

で、また何度かサフェ打って研いでと繰り返し、

最終サフェ入れ。

ローバナナ原型の完成です。

極限には低くせず、形状で足つきの良さを形作りました。

明日から水研ぎして型取り開始します。