R1300GS 純正シートの取り付け方法を検証。

こちら、本日の出荷しましたシートです。

でもってこちらはお買い上げいただく方は分かっちゃいけるけど普段余り気にすることのない作業。

出荷業務。

縫製やレザー張りがシート製作とビジュアル的に紹介されがちなので、この絵は陰の存在かもしれませんね。

実際の出荷業務はかなりの労力を費やします。

製作から回ってきた商品を再検品しながら各々の付属品や伝票を用意し袋(エアーキャップ)詰め箱詰めしていきます。

同じ商品がずらっと並ぶことがほぼ無いので、袋も箱も付属品もその日出荷する商品に合わせて用意する必要があり意外と煩雑です。

誤送の無いようにするのは当然ですが、商品の検品は念入りに行っています。

消費者が当たり前と思うことを生産者が当たり前に提供するには意外と手間暇掛かります。

シートの仕上がりだけではなく、丁寧に梱包されていたというレスポンスが返ってくると安心するスタッフが居ます。

ちょっと覚えておいてください。
 

ということで、

まだかまだかと言われますR1300GSですがまだまだです。

とりあえず純正(前)シートのチェックから。

車体側のこの溝に。

ゴムのダンパーが嵌ります。

このゴムダンパーはキャリーオーバーでしょうね。

空冷の頃から他車種でも広く使われている物です。

ゴムダンパーの取り付け位置が、1200/1250に比べて中央寄りの配置になりました。

これは良い変更点。

前モデルはこれが左右に張り出し大きく足を下す部分が幅広になってしまっていたんですね。

シートベースを内に追い込みたいがため、弊社では小径のゴムブッシュに交換していました。

シート前側形状の制約が少ないのは非常に有難い。

いつも頭を悩ませる部分だからね。

これは作り甲斐があるぜ。

シートベースからパイプも取り外せますが、移設しては使わないかな。

ゴムダンパーのみ移設して使います。

車体側溝の下のこの小さな箱。

何かセンサーでも入っているのかと思ったら、

ヒューズだった。

50A???

で、問題は後ろ側。

左右二本のベロに開いた四角い穴に

リアシートの四角い突起が嵌ります。

リアシートにラッチがあり、車体側にキャッチでキーロック。

1250まではフロントもリアも各々ロック解除で取り外しだったんですが、1300からフロントシートはフリーでリアシートのみでロックとなりました。

リアシート外せばフロントはささっと抜ける。

こっちの方がひと手間省けて良いよね。

問題は、少し複雑なこのステーをどうするか…。

一応、目星は付けているんですが、さてどうなるか。

既に頭の中に具体的なシート形状の案が浮かんでいるので早く作り始めたいんですけどねぇ。