SR400 FI サイドスタンド問題

度々紹介していますが、 SR400はキャブレターモデルに比べてサスペンションの自由長も小さい(車高が落ちている)ようで、更に1Gサグ大きめ(柔らか目)なスプリングの設定になっています。(たぶん)

足つきの良さを求めてとかあるのかなぁ。

車高下がってもサイドスタンドの長さがずっと同じ(部番も変わらず)。

なので、サイドスタンドで立てたときに車体の傾きが足らないんです。

立ちが強い?

サイドスタンド停車でハンドル右末切りすると、そこが下り勾配だったら確実に倒れちゃう。

ほんの少しタイヤが前に転がった後に勝手にスタンド出払ってしまいます。

平地でも極力ギアを一速に入れたまま停める癖を付けると良いと思います。

当たり前だけど、その癖が身に付けば、キックする前にニュートラルに入れる癖も付きます。

誰かがそっと触れてしまって動き出してバタンなんで嫌でしょう?

停める前ニュートラルに入れる手間を、出掛ける前に後回しするだけだから。
 

ということで、

初めてSR買った、まだ買ってから日が浅い! なんていう人も居るでしょうから、これからのシーズンに向け 台風や地震の転倒防止に一工夫 も併せて読んでください。

大きな台風後はバイク屋が忙しくなるんですよ。

これホントの話。

バイク屋には楽しい仕事を出しましょう。

ちなみに、センタースタンドも長さがずっと変わらないのでタイヤがこんなに浮いてしまいます。

立てるのもコツを掴まないと大変です。

フロント19インチだった頃は、スタンドが経たると前後タイヤが地面にタッチしてたのにね。

スタンドが経たる訳ないだろうと思うでしょう。

ところが、使い古すと結構あるんですよ。

軸が減ったりストッパーの当り面が潰れたり減るなどしてスタンドの角度が寝てしまう。

地面と擦れて削れてしまえば下がったりね。

古い英車なんかは立て掛ける際の応力に耐え切れず左右捩れたり、センタースタンドでキックしまくりボトムチューブ側が陥没したりしてね。

あと、振動多いバイクは長い時間掛けてピボットが踊って減る。

で、これがSRのサイドスタンドを立てた様子。

スタンドは、受け(フレーム)の強度を加味しつつ、前後重心に対して適切な場所に着地したい。

収納した際の収まり具合も大事ですね。

車体から飛び出しちゃいけないし跨っての出し易さもある。

自分の883のスタンド付けるのも 藤金 と一緒に相当悩んだもの。

私は設計の人間じゃないんで要件全ては分かりませんが、使ってどうかは分かります。

現行SR400の設計は良くないです。

だって、ある条件が重なると倒れちゃうんだもん。

うちのも何度かやっている。

キャブでやったことは無いけどFIになって2度くらい倒し(れ)たかな。

停めて立ち去ろうとして振り向いたらグラーってゆっくり倒れだした。

こっちはGB350。

ピボットがSRに比べ後方で、着地は前目。

それでも、SRより着地は後ろ目か。

一番大きな違いはスタンドとリターンスプリングの位置関係。

GBは交差しているんです。

スタンドフックに対して上方へ引っ張り上げる力が掛かっている。

この状態だとスタンドは後方へ跳ね上げら難く、スタンドが出ている状態を維持しようとします。

対してSRは同軸なんですよ。

角度付けてやっとスプリングが見えるくらい。

跳ね上げた(収納した)状態だと上下フックの位置がずれるので、スプリングテンションはその状態を維持しようとします。

不用意に下がってこない。

ところが、出した(下した)状態を維持するのがちょっと苦手。

これがタイヤが前に回った際にスタンドが跳ね上がっちゃう理由。

自分のはそんな勝手に跳ね上がらないよと言う人も居るかもしれないが、油切れでリターンし難くなっている個体も多い。

何となくヤマハの車両はピボット周りに油切れ起きて渋くなり易い気がする。

ちなみに、以前の欧州車は、車体を起こしただけでスタンド勢い良く跳ね上がっちゃいましたけどね。

ハーレーは、スタンド出して車体が傾くと、跳ね上がり方向に機械的ロックが掛かります。

下り勾配でもスタンドはその状態を保ちます。

傾きも大きめなので少しくらいの下り勾配なら車体は動かないかな。

ただ、現行のソフテイルは傾き小さ目かな。

サイドスタンドのスイッチは ’93~だったはず。

スイッチレスの~’92スタンドとスプリングの位置関係はどうだったんだろう。

店に置いてあるのは、’94なんだよなぁ。

スプリングを外す。

削る。

何度か装着して当たり面確認しつつ良い頃合いに。

戻す。

ピボット周りの注油はいつもこれを使っています。

初期の流動性が良く、後に粘る。

チェーンに使うくらいだから、極圧性も高いはず。

吹き出しが細くて差し易い。

巻き散らない流れ出ないので外ヒンジ車のピボットピンへの注油にもお勧めです。

少し前に着地したでしょう?

削ったと言っても当たり面1mm~1.5mmくらいです。

傾き増やす為、スタンド本体の短縮加工も考えたのだけど、跳ね上がり難くするには角度変えた方が良いなと。

着地点が前方へ移動したことによって傾きも増えました。

右末切りでも傾き良好?

施工前はこの状態で前に動かすと倒れるような動きしましたからね。

施工後はスタンド着地点が前方に踏ん張ってる感じです。

安定感は増しました。

まー、ギア入れ停車は普段から他車種でもしているのでSRでもし続けますが。

あとは、リアサスペンションのプリロード少し掛ければ、1Gの沈み込みも減ります。(現状は基準値)

ここ気になってる人は懇意にしているバイク屋に相談してみては?

失敗してもスタンド買い直せば元に戻せますしね。

今日現在の価格でスタンド本体 ¥7.075(税込み)です。

最後のちなみだが、サイドスタンドも経たりいつか傾くことを忘れずに。

(口が開く、受けが減る、ピンが痩せ細る)