ショベルFLH のヘッドOH その2

この前、 ヘッドを大磯まで背負って走って きた。

そのつづき。
 

ということで、

持って行く前にバルブを外したのだけれど、

インテーク側がオイルだばだばー。

燃焼室どころかインマニにも流れ込んでいた。

エキゾースト側も落ちていたんだろうけど、排気側は燃焼室への吸い込み少ないせいか煤状に。

バルブフェースは気にしない。

夏に開けたとき、少しだけクルクル回したのあってかなり広め。

クレーターは前回から。

前回の見立て何を勘違いしたか排気側からオイル落ちていると勝手に変換してた。

インマニにオイルは今回同様にあったのにね。

そのオイル見て、エアフィルター下側もオイル含んでいたしダラダラ垂れ流してたから、エアクリーナーボックスに繋がれたクランクケースtoブリーザーホースから吹いたオイルをキャブから吸い込んだり垂らしたりしてるものと思い込んでいた。

その後、ブリーザーホースをキャッチタンクに入れてどの程度吐いてるのか検証したけどそんなでも無かった。

オイルポンプのチェックバルブが機能しなくてケースの油面が増えてるとかブリーザーフィルターの不具合も視野に入れていた。

ただ、こちらは未検証。

OH終わってからオイル吹くか再度確認かな。

オイルポンプとカムカバーはそれからでも良いかなぁー。

と、これが前回まで。

翌日だったか直ぐにシリンダー抜いた。

交換してから4.000kmしか走っていないからヘッドガスケットは固着していなかったね。

ベースガスケットはぼちぼち。

紙のベースガスケットから滲み始めていたから、今回はシリンダーまで抜いた。

ピストンスカートの状態を見たかったのもある。

吹き抜けはあったようだ。

写って無いけどクロスハッチはバッチリ。

ただ、前後方向だけ少し艶が出てる。

まー、ロングストロークだからこんなもんか。

大体、38.000km走行。

縦傷は皆無。

想像していたよりも素晴らしいコンディションだ。

ふふふ。 測ったらstdボアだぜぇ。

嬉しい。

4.000走ってこのカーボン。

また掃除するのかぁ。

まー、今回は直ぐに落ちるはず?

スカート前後方向は擦れた跡あるも縦筋は無い。

オイル管理も良かったんだろう。

猛暑少なく渋滞もせず交通の流れそこそこの北陸の地で走っていたというのもあるんだろうな。

素晴らしいね。

ピストンも外す。

ピンは固着もガタも引っ掛かりも無くオイル気含んだ抜け具合。

ヌー。

抜けるまで同じ調子。

こりゃー、このまま使えそうだぞ。

ケースに収まってるのは初めて見たけどクランク大きいね。

ひー。

何このクリアランス!

オイル落してるんだろうね。

クランク振れたら触れちゃうね。(おもしろくない)

自分だけの判断じゃなく ハイライトモーターサイクルワークス 鈴木さんにも見せに行く。

今回は休みの日だったから背負わず渋滞しない時間選んで車で持って行った。

計測してもらったら、非常に状態の良いピストン/シリンダーとのことだった。

久し振りに純正stdボアの純正ピストンとシリンダー見たってさ。

冷間のクリアランスも良好で、もうこのまま素組みで良いじゃないかということらしい。

ただ、磨かれた所も見ちゃったので、ほんの少しだけホーニング掛けてとお願いし置いてきた。

純正ピストン/リングではスカートの吹き抜け跡?はままあることらしい。

まー、これも組んでから様子見かな。

ヘッドはと言うと、届けた数日後に行ったにも拘らず既にガイド打ち換えられていた。

仕事早いなぁ。

鈴木さんと色々話し合って鉄ガイド。

シートカットのみ内燃機屋に外注とのことで今仕上がり待ち。

ロッカーのスラストは、シム入れ調整ではなくシャフト側で詰めてもらった。

ヘッド全て組み込み状態で納品してもらうから自分は乗せるだけで済むぞ。

ちなみに、シリンダーベースガスケットはメタル、ヘッドガスケットはHD純正を手配済み。

そして、組んだら減らさないよう100%化学合成油にするぞと『SUNOCO REDFOX』買ってみた。

小出しに買うと高くつくが、一気に20Lも財布に厳しい。(´;ω;`)ウゥゥ

15W-50

883夏はスペクトロ。

ヴァルボリンはVWに。

冬は883にもヤマルブの半合成(10W-40)を入れている。

スペクトロ無くなり次第スノコにするかな。

入れて直ぐ良いなんて調子の良いことにはならないだろう。

次に開けたときに各部どうなっているかで初めて判断できるくらいだと思ってる。

オーバーヒートさせないようにだけは気を付けよう。
 

その3 につづく。