ショベルFLH のヘッドOH その4
その3 のつづき
部品を外す作業は、必要な工具用いて壊さず順を追って行けば簡単だ。
が、掃除はそうはいかないよねー。
過去にはリアバンク側シリンダーヘッド面からのオイル漏れもあったし、チェーンオイルにまみれていたこの辺りはなかなか手強かった。。
TMメンドラシャフトシールは過去に交換した跡があった。(周りシール打ってあった)
TM自体は未開だろうな。
シフターだけでも開けて見たいがシールも無事だしシャフトのガタもないので今度にしよう。
たぶん、その時は1STギア比を変更かな。
1STローギア過ぎる。
一先ず二次減速比を換えるのみ。
左はGB350のドライブスプロケット。
この差ねー。
FLHは22T ⇒ 23Tにする。
ちなみに、GBは14Tだが520。
FLHは530ね。
FLHも520でも良い気がするがなぁ。
そんなスプロケットあるのかな?
折角ここまでやったのでセルモーターも外してみた。
’82辺りから日立製になるみたいだが、これはそれよりちょっと前のPrestolite製。
いきなりアーマチュア抜いてしまったらブラシ飛び出しちゃった。
まー、バラシますけども。
ブラシ交換しても良いけどもう少し使おう。
コミュテーターへのカーボン堆積もそれほどじゃない。
溝も掃除してと。
OK。
しかし、スターターシャフトのギアには何塗ったら良いんだろう。
油分抜けたカスが溜まってた。
馴染みのワーゲン屋に聞いたらモリブデンで良いよと。
既に減ってるんだが。
モリブデンに極圧に強いだろうとDIDチェーングリス捏ねて塗布。
塗り過ぎると飛びそうだし埃も呼ぶだろうから正解は分からない。
現状のギアの減り含めて経過観察だな。
とりあえず、掃除してアッセンブル。
ピボットは先延ばしにして来たけど必須項目。
買ってすぐやるべきだったがすぐ乗りたかったから。
エキゾースト外れている隙に外す。
整備性が良い。
油少なっ!
TIMKENかと思っていたらNTNのベアリングが入っていた。
新車当時の物かな?
うはっ!
中央のグリスニップルから入れたようだがベアリングには届いていなかった。
ニップルから入れて充満させる構造なのなら入れるけど、そうでないのなら付いていても使わない。
外して入れる。
中どうなっているのか(入ったか)どうか分からないより直接目で見て手で入れる。
当然、レース、ベアリング共に交換。
叩く用の車種不明無垢のアクスルシャフトで叩く。
ニップル入れはこうなったのを除去するのが億劫だよ。
疲れたから帰る。(午前様)
スポットランプやウインカー、ヘッドライト周り外して前も上げホイルも外す。
ターミナルから配線を抜くので忘れないように撮っておく。
まー、配線図辿れば分かるんだけどね。
FLH程度だと単純な図なので意外と見易い。
(。´・ω・)ん?
(。´・ω・)あれ?
前後方向にフェンダーステー飛び出してるから抜けないんだが?
素直にフォーク抜けよと思うでしょう?
フォークアウターがテーパー(上が太い)になっていて、フェンダーが邪魔してフォーク下に抜けないのよ。
結構悩んだが、フェンダー両手で『ふんっ!』て挟んで外したわ。
言うと一発ぽいが、結構難儀した。
FLHはナセルヘッドライトの中にホーンが入っている。
ぼーんて牛の鳴き声みたいな音で危機感が無い。
FLHがみんなそういう音なのかは分からないけど。
実家にあった劇場用のスピーカーみたいだわ。
貧乏なんだが何故かそんなもんが家にあった。
良いのか悪いのかは分からないけど、わざわざこんな物を作っていたのだね。
堅硬な作り。
セルモーター含めUSA製がまだ残っている年式。
まー、ALL USAとか拘りは無いんだけどね。
ふー。
フォークオイル抜く。
外した順に並べる。
ほほー。
DUもきれい。
シール抜く。
アウターは昭和54年12月27日と、翌年55年2月3日製造だった。
1980年式と合致。
この年式はSHOWA製のφ41mmフォーク。
てことで、同社φ41mmフォーク採用の国産車用純正シールを入れる。
ダブルリップだよ。
外輪が微妙に緩い気もしたがクリップ入るし大丈夫だろう。
フォークカバーあるけどダストシールも入れることにした。
ダブルリップだからスプリングが表にも出るんでね。
そのままでは付かなかった、
から中に入れた。
オイル入れる。
ハーレーは油面指定は無しの油量のみ。
スプリングロード高くてキャップのネジ掛けるのめちゃ大変で助け呼んだ。
一先ずフォーク完了。
外す物外し終えてすらいない。
まだこれから。
その5 につづく