空冷R1200GS と 水冷R1300GS

本日、ご来店は空冷R1200GSのユーザー様。

シートの方はご試乗後に納得のご用命となりました。

ありがとうございます。

しかし、最近は空冷GS用シートのご依頼が随分と減りました。

最終でも2012年式ですからねぇ。

うちにもありましたよ悪名高い電動サーボモデルが。

確か2007年式。

3万km弱走ったかな。

今になって空冷のハブ見ると隔世の感。

肉抜きも大きく各部も薄い。

ブレーキキャリパーも一世代前って面持ちだ。

フロントハブの造形やこのシルバーの塗装が古いBMWの部品って感じがするねぇ。

今や下手したら250クラスでもラジアルマウントキャリパーだから真新しさも無いんだけどさ。

このゲージみたいな構造のハブは水冷からだったかな。

水冷1200/1250とはアクスル径が変更になったとかで互換性は無いんだそうな。

1300は、前モデルから90%以上のパーツを新造したとか何とか。

てか、逆に10%が何処なんだか知りたい。

しかし、このリアハブの取り付け…。

せンターがサークルではなく当たり面これだけだもんね。

大丈夫なんだろうか。

まー、大丈夫なんだろうけど。

145psですってよ。

40馬力の883で十分速いと思っている自分はそれを使い切ることは無いだろうが高速ぶーんて長いこと走らせると良いんだよね。
 

この前、ムルチV4乗る機会がちょっとあったけど、BMWのFLATツインの優位性を強く感じたっけ。

だいぶ洗礼されたけどツインのパルス感は今も健在なのだけど、各部から伝わる不快な振動が非常に少ないんだよね。

大事な所で振動が抑えられているんだな。

ツボを心得ているとしか言えない。

V4は、振動を伴ったV2ドカティらしい躍動的な吹け上りだった。

気持ちの良い反面、GSに比べふとした瞬間に不快さというか落ち着かなさも感じたかな。

ステップ周りからとか。

GSに乗り換えるとすごく安心して平坦な気持ちになるし、やっぱり良く出来ているんだなって感心させられる。

145psあるとは思えないスロットル開け始め極低での穏やかさなどGSには一日の長がある。

今晩はこれで帰って気分を高めよう。

しかし、表に出ない決めることが多くて参っちゃうな。

どういうシートを作るかは決まっているのでもどかしい。

早く色々片付けて身を入れて作業したいぜ。