DT250 タイヤ交換のついでにドラム内清掃とケーブル交換とキャブ周り

昨日 (先週やった整備)の続き。

スロットルがどうにもおかしい。

捻っても回転上昇しない。

スロットルバルブちゃんと上がってないなこれ。
 

ということで、

これがオリジナルのキャブレター

前オーナーが、ホーリーエクイップ 堀口さん所から買ったらしいSUDCOブランドのミクニVM28

オリジナルはこの位のサイズで、

スドコはこんな小さいの。

ボディーサイズの違いは良いのだけど、何が問題かと言うと、

外して見たらスロットルバルブのサイズが違うんですよ。

左:スドコ 右:オリジナル

スドコはブラスに表面硬質クローム、オリジナルはアルミ系で表面コート。

φは良いにしても縦寸法が違うんで、スロットルケーブルの長さが合わなくなっちゃうのよ。

そんなのアジャスターで合わせれば良いじゃんと思うじゃん?

ところが、スロットルケーブルは、途中分岐していてバルブ引っ張りつつこのオイルポンプも動かしてる。

動かしているというよりスロットル開度に合わせて吐出量の調整をしてる。

スロットルのアジャスターで調整すると、ポンプの吐出(量)タイミングにも影響出ちゃうのだ。

しかし、ポンプルームのオイル気も無いどころか、ポンプ本体からのリークが無い。

手間要らずで助かっちゃうな。

とりあえず外して見てここに合わせるのねと調整してみて答え合わせにマニュアル読むみたいな機械すき。

結局、分岐以降のキャブ側を塩梅見ながら切ってタイコ作り直した。

スロットルバルブ(キャブ)側のケーブル遊びデカすぎて、スロットル捻っても吹けなかったという状態。

一先ず解消。

ケーブルはリプロ新品になっていた。

きっとこのキャブ組む際に交換したんだろう。

ケーブルは前々オーナーが揃えてくれたらしい。

古い純正スロットルケーブルも引き取って来たが、それだって程度良く換える必要無い位だった。

8000km台のODOメーターもオリジナルなんじゃないかという気も…

まー、何をどう換えられているか分からないから何とも言えない。

これで開け始めが普通になった。

はい次。

車両と一緒に貰って来た新品タイヤに交換。

バラす。

カラーが擦り割りになってる。

今はわざわざこんな事せず段付き一体のシャフトが主流。

ダストカップも樹脂ではなく鉄。

色々面白い。

メーターギア室手前のデカシールも新しいぽい。

ギア内のオイルはそこまで新しく無いようだが、近い過去に交換されているような?

ベスラかー。

過去SRのドラムで良くない思いしてちょっと良いイメージが無い。

ちなみに、このDTの前後シュー(前後同サイズ)は、SRのリア用のシューが使えるようだ。

3GWのシューもドラム削るイメージなんだけどね。

ほぼ段付き摩耗していないグッドコンディション。

オリジナルメーター(8.000km)なのかぁー。

ベアリングは交換済みだった。

なんとステンレス製の珍しいのが入っていた。

前々オーナーさんは錆嫌いだったのかな?

至る所にSUS使ってる。

アクスルクランプのナットもステン。

少しずつヤマハ純正もしくはホンダ純正ネジに換えよう。

あ、カムレバーのボルトもSUSだ。

カム抜いて掃除して油塗って組んで拭き取る。

トレールタイヤは柔らかいね。

チューブとリムバンドも付いてきたからついでに交換。

元付いていたのも全然悪くなっていなかったけど。笑)

とは言え、そこそこ前に組み込んだようだからね。

ゴム製品は新しいに限る。

ブレーキケーブルもリプロ新品に交換だ。

モーションプロで給油して組み込む。

フリクションが減って本来の動きになった。

あとはクラッチケーブルとタコ/スピードメーターもある。

予備部品も付いてきたし助かっちゃう。

ばっちり。

カムレバーはコバまで磨いてリクロームされている。

拘りの人だったんだろうなぁ。

ちなみに、フォークドレンの鍋ねじもステンレスだった。笑