FLH1200 整備 その5 点火系見直(戻)し。VOES付けたい!

夏休み前半一日目にやった作業。
 

ということで、

本来、この ’80のFLHは、点火がモジュール管理のフルトランジスタ方式。

なのだけれど、この個体は何処でどうしたかガバナ進角のダイナS(無接点のセミトランジスタ)が装着されていた。

通称セミトラって言われるやつね。

で、所謂ポテトッポテトッな『三拍子』を狙ってか、遅目に振ってあった。

糸魚川で引き取った帰り 、股の下の熱が凄かったから、鉄シリンダーだし籠るのかな?なんて考えていたが、どうやら原因これだったみたい。

高負荷時チリチリなってるからアクセレーション気を使って走ってた。(;´・ω・)

まー、これは点火時期とまた別の問題があったんだけどそれはまた後日。
 

戻って来て直ぐタイミングホール開けて点火時期適正値にセットし直したらあらびっくり。

全然熱くならないし。

熱入り過ぎてダメになったろうから、その後 オイルは入れ替えた

古いのも新しいのも乗るので、アナログなポイント点火やセミトラの味も知っているつもり。

レーサーはCDIにしているけど、オリジナルのXT500は6Vのポイントで乗っていた。

トライアンフはマグネット点火で手動進角のままだったしね。

4輪(VW)は、今のボッシュのポイントがダメダメなので、止めてセミトラにしてあるが、まだ使えるポイントあった数年前まではポイントのまま乗っていた。
 

で、FLHなのだけど、HDの三拍子とかドカドカドカッて走るのには然程興味が湧かないので調子良く走れる形に戻します。

興味が無いだけで三拍子悪とかの意図はないですのであしからず。

一先ず手持ちの部品でやってみよう。

これがあるんですよ色々と。

梨地だけどツインプラグの1200S用じゃないよビュエルのだよ。
(883Cも梨地)

まー、カムカバーは同じなんだけどね。

ピックアップのキャラメル溶けてますが暫定なんで気にしない。

まだ使えるはず。

スポーツスター(ビューエル)用だけど、信号拾うだけだから。

この頃の年式になるとドイチェコネクタだ。

真ん中のオレンジのピンを引き抜くと出現する爪を起こせば簡単に端子を抜くことが出来る。

防水性も良く秀逸な作り。

カムカバーの配線経路は狭いので、コネクターが外せるのは大前提なのだ。

それなのに、配線ぶった切って引き抜かれた残念な個体も…。(;´・ω・)

一応エポキシで埋めておく。

点火モジュールは前タイヤ直後のここにある。

引き出して見ると・・・。

なんと、末尾 -91のEVO用モジュールが付いていた。

ネットで調べたのだけれど、どうもこの頃はXLHもFLHも同じ物使っていた?

まー、排気量は違えどロングストロークのVツインだから点火カーブなんて大きく変わらないんだろう。

と言うか、この年式だとVOES(負圧)で進角マップ2種類をスイッチングしているはず。

当然、VOESも持っている。笑)

ほぼ不要で終わる物をいつも持ってるんですよ色々と。

何か持ってた気がするなーと探したらローター2個出て来た。

点火カーブ大して変わらないのなら、このモジュール一体の ’98~も使えるのかも?

良く壊れると言われているが、883スクランブラーはこれを使っているが現状はまだ?大丈夫。

バックアップでツインテックも買ったは買ったが未だ使わず。

’98の新品あればそっちを使うかも?

あれこれ詳しくないから出来ればそのままポンと繋いで使える方が良いのだ。

3Ωコイルが必要なので、スペアで持ってるスポーツスター用を使う。

で、モジュール後の3極コネクター先で切られていたピックアップの3本線を、コネクターから引っこ抜いたらこんな処理だった。

EVOモジュールとショベルのメインハーネス合体させるのに端子持っていなかったんだろうね。

そんな私は何故かバイク屋でも無いのにドイチェ端子を常備しています。

HDで良く使われているAMP製の雄雌端子もね。

勿論、使った分は補充します。

ドイチェコネクターは部品取り配線から拝借。

継ぎを作ったけど、’91EVOはまだこの小さいサイズのドイチェ端子じゃなかった。

ので、モジュールから出てる配線に端子を直で加締め直す。

7本中残った4本は後日ドイチェコネクター(DT)に差し替えよう。

現状、旧型7極コネクター。

一先ずここで待機。

防水の為、旧型コネクターにぶった切った配線(端子)を突っ込んでおく。

勿論、その先導通はしていない。

ダイナS外して純正ローター装着してセンサー固定して静で点火時期を合わせておく。

こっちもコネクターにしてと。

セーフ。

切られずに残っていた。(ピンク)

ダイナSのポジは別線になるからデフォルトのピンクは使わないのだ。

丸端子付け直してここもOK。

ダイナの5Ωコイルはもう使わない。

エアクリーナーボックス外して負圧を何処から取り出そうか検証。

マニホールドに加工かなぁ。

まー、インマニシールも持っていないしこれは今後の課題。

とりあえず、点火カーブは片方に固定ですね。

’80~’84?FLHデフォルトも多分そうなっているはず。

この車両はEVOモジュールだから点火カーブ違うと思うけど…。(;´・ω・)

コイルは固定してセルON!

呆気なく始動。

動のタイミングはクリアビュープラグ持っていないからまた今度。

カバーも付けて、

モジュールも戻して一先ず完了。

これで娘乗せ芦ヶ久保まで走り行ったら、

娘 : 『なんか前より振動減ったね。熱くないね!』

父 : 『だろー。ダイナSで点火遅らせてあったから手持ちの部品でフルト…』

娘 : 『結構(興味無い)でーす。』
 

ヨシ!

折角EVOのモジュールになっているのだから、VOES(簡易のスロットルポジションセンサーみたいなもん)装着しよう。

あと、出先でどこか壊れた際にカプラーイン出来るよう、センサー / モジュール / コイルまでのキットを作って持ち運ぼう。

勿論、配線の長さも揃えておいてね。

HDは壊れる物をちゃんと外に出してあるからリカバリーし易いのだ。

オイルポンプまで外付けだから。

まー、最初から壊れなきゃ良いんだが。

モジュールは中古で良いかな。

EVO用の純正とかになると、もはや需用無いようでめちゃ安で大量に出回っていた。

外れもあるだろうから複数個持ってても良いしね。(そんなのばっか)
 

2日目 につづく。