ROVER MINI COOPER ラストキャブ納車!
昨日は午後からチョー珍しく公共交通機関を利用し移動。
ということで、
予定より少し整備に時間掛かり2か月ほど待ったミニを引き取ってきましたよ。
空冷VWで乗りつけ『フフン自分分かってますし』 的な態度だったのであまり多くの説明を受けずに試乗し購入を決め、納車時も同様 はいどうもでしたーってな感じで受け取った。
帰宅途中にコンビニ入って車庫入れでバックギアに入れられず立ち往生したのをここに告白しておきます。
なんだよ良~く見たら『R』の上に物凄い小っちゃく『LIFT』て掘ってあるやんかぁ。
読めんわっ!
ちなみに、空冷VWは『PUSH DOWN』でタブ跨いでリバースです。
そう言えば、試乗のときバックギアの具合試すの失念してたし。
確信していたにしても迂闊だったわ。
そんなこんな帰宅。
ROVER : 『ちょっと前詰めてや!』
VW : 『えぇぇぇぇ! 誰やお前!!』
『ええええワタシもですかぁー』とその先のFLHも詰めさせられ無事駐車。
都内特有ウナギの寝床の様な我が家の台所(車庫)事情。
はい。
買いました『ROVER MINI』を。
この寝床の事情もあってミニだったんですけどね。
軽自動車規格よりも短い3100mmなのだ。
渡された32年間分の定期点検記録簿を見て、現車から分かっていたが改めてとても律儀な前オーナーだったんだろうことを知る。
買ったのは、1991年式のワンオーナー車。
で、今日細かい所をちょこちょこやろうと朝霞に乗って来た。
見る人が見れば分かると思うけど、とにかく新車時から何も変わっていないんじゃないかという程の状態。
今は無き『ROVER JAPAN』のステッカーも色褪せ少なくこのコンディション。
自分にはこれが新車時から付いているシートベルトか知る由も無いが、もしそうならこの日焼けしていなさ毛羽立ちの無さたるや。
これは褪せてた。
シートのファブリックの擦れもないしスポンジの経たりも少ない。
前後バンパーもクロームメッキのオリジナル。
みんな取り付け部が腐って(錆て)リプロのステンレスのにしちゃうらしい。
同様にメッキライトリムやLUCASのシールドビームもオリジナル。
この目が出っ張ったカエルやカマキリみたいなのが英国車のイメージ。
乗ってた人から聞いていた天井ぴろーんも今の所無い。
リアシートもきれいねぇー。
ROVER純正リアスピーカーに、
同カセットデッキ。
Panasonic製なのは、ROVER.J 仕様なのかな。
センターのスイッチに日焼け無し。
みんな灰色になっちゃうみたい。
こういう所からも今までの保管状況が伺える。
まー、付け換えてあるかもだけど。
ちなみに、この手の灰色になったプラ部品はコレで復活するのを知っていると得をする。
中古のスクーターの足元なんかみんなこれ使ってぴかぴかに拭き上げて値も上げるとか何とか。
オフ系のくすんだプラ外装(黒いチェーンケースとか)なんかこれで恥ずかしい位に輝きを取り戻すんだから。
(ちょっと言い過ぎ?)
納車整備で換えてくれてゴミ箱ポイされた? ヒーターバルブとチョークのノブは回収してもらい引き取って来た。
あぶねぇー。
アウターチューブの被覆が悪くなっているが何とかして装着(戻)したい所。
このチョークの『CAUTION DECAL』残ってるって凄くない?
自分が新車で買ったらいの一番で剥がしちゃう。
でも、時間が経ち後から買うと絶対残したいぞと思う天邪鬼。
この車は改造せず乗る。
未再生で新車時の姿を留めているのが良い。
それが良くてこれに決めたんだから。
運転するのはヨメさんなんだけどね…。
ちなみに、MTです。
最初からずっと『ATじゃなきゃ嫌だ』と言っていたんだけど、娘も『MTじゃないと練習にならないじゃん!(最終的に type2乗る気でいる)』となり『もうじゃーMTで良いよ』と観念と言うか捨て鉢?に…。
『結局アタシの意見は通らないんじゃん…。』とチクリ刺されましたが…。
昨夜、少し運転して夫と娘の手前ちょっと喜んで見せていたような?
スマン妻よ。
ちなみに、これキャブレターです。
みんな大好きSUキャブ。
翌年1992年からFIなのでキャブ最終。
TE250 といいラストキャブに縁あるな。
1.300㏄キャブのミニクーパーでレギュラーモデルはこの1991ワンイヤーのみ。
(1990に復活したクーパーは限定だったで合ってる?)
どうやらキャブクーパーなんて呼ばれているらしい。
何だか、少し詳しくなってきちゃったよ。
別にキャブで探していたわけじゃないんだけど、色々見て回ってこの個体以外でピンと来たのが無かったんだよね。
当初、自分は別段構わないのだけど、ヨメさんだとクーラー使用時とかFIの方が扱い良いだろうと思っていたからFIになると思っていた。
が、イマイチ良い個体に巡り合わなかった。
FIになった年式自体にピンと来なかったんだな。
何か愛くるしく見せるために媚びた細工がしてあると言うか、自分には少し子供じみた感じがする気がして…ね。
おっさん臭い車やバイクが好きなアホの個人的な感想なので乗ってる人は悪く思わないでくださいね。
妻 : 『キャブとインジェクションて何が違うの?』
夫 : 『ガソリンを吸うか吐くかの違いかな。』
夫 : 『これ(ワーゲン)もキャブだし結婚してからずっとキャブだから大丈夫。』
そもそもインジェクションが家にあった試しが無い。笑)
こういうインテークなんかもそのまま残ってる。
しかし、セカンドカーまでキャブかぁー。(;´・ω・)
まー、自分にはキャブはダメって方程式も無いんだが。
16の娘をして『昭和のタクシーみたいだね♪』と言わしめたインパネ。
FI年式のウッドパネルとか可愛いらしさ前面に出ているシートのパターンもちょっと抵抗あった。
唯一、メイフェアのチェック柄ファブリックとアイボリー合皮の組み合わせは惹かれたかな。
ただ、もう綺麗な状態の物も残っていなかったかな。
乗り降りで擦れるんだよね。
当時の自分だったら『ダサーこんなんいやや!』と思ったであろうステアリングも今なら『これが良いんだよ』なんて思えるんだから笑ってしまう。
娘的昭和感。
クーラーめちゃ効く。(納車整備でOH済み)
いいね。
キャブだけどアナログアイドルアップも生きていて快調だ。
クーラー使用時の右足(スロットル開度)にナーバスな事も無く、これなら然程気を使わずに済みそうだ。
ヨシヨシ。
過去2台乗り継いだという 某サイモト 多〇川さんにチェックしとけや言われたトランクの
スペアタイヤ下もこの通り。(バッテリー下もOK)
つか、みんな過去にミニ乗ってるんだよな。
実は、15年とか20年くらい前かなー、何台(人)も買わない?て打診受けたことあって『ミニなんか要らんわっ!!』てその度に断っていたんだよね。
その頃、15~30万くらいの話だった。
だから、そのイメージもあって探し始めて現状の相場
に驚いた。
最初はミニなんてそこまでして買う車じゃないし阿保らしいとも思ったが、もう今はそんなもんなんだしそういう物だろう仕方が無いと買いましたよ。
以前の記憶(価格)から前に進めなくなってしまうのも嫌だしね。
空冷VWだってそう。
高年式(’68~’78)やストラット(02と03)なんてビールケースで交換だったしと笑う言う人居るが、時代は変わったのだ。
過去に囚われて今を否定したくない。(今の車を買えという話は置いといて)
ミニ現役時代を知っている年代だけど、今や自分たちが言っているミニは『クラシックミニ』と分別されている。
今で言うミニはご存知BMWなんだ。
’91なんてちっとも古くないじゃんなんて言っている諸氏は皆自分が既にクラシックなのだと自覚しよう。
空冷VWは、’68以降を高年式なんて言っている(今は言わない?)が一般の人からしたらあたおかだから。
所々エクボや塗膜のスクラッチもありミントコンディションとは呼べないだろうがオリジナルペイントだ。
ミニ屋がそうなのかユーザーがそうなのか分からないけどミニは塗っちゃうショップ(オーナー)が多いみたい。
違う色に塗って綺麗にして納車も出来ますよと言われたが恐ろしいこと言うなぁと思ったが口にはしない。
ワーゲンはボロくってもオリジナルペイントを死守する傾向にあるように思う
塗る人も多数いるか。
でも最近はオリペンだったら保存の方向か。
まー、ミニより更に旧車だからってのもあるのかな。
ミニもそこに到達していると思うだけどね。
最終が2000年だから既に23年落ち。
ヨメさんは天井白の明るいのか全て白、娘は水色が良かったらしいが、この青味掛かったシルバーってのが自分は結構気に入った。
行ったこと無いが雨の多い国の街並みに合いそうじゃないかと思ってる。
家族も時期に慣れその内に気に入るだろう。
何色というのか知らないが、ご存知の方いたら教えてください。
ちなみに、現状のODOメーターは約30.000キロ。
記録簿からすると一回りしてる。
そう。
130.000キロなんですよ。
結構走ってんじゃんと思うけど、距離からは考えられない程カッチリとしているんだよね。
ネットで見て実車を見に行きピンと来て、探し始めてから初めて試乗させてほしいと頼み走らせ確信した。
これは良い物だと。
EG/TMも申し分ない。
各ギアのシンクロも全く問題無い。
おそらく同じ人がずっと同じように操作して来たからおかしなことになっていないんだろう。
ワンオーナー物の強みというか、ガチャガチャになっていなかった。
当然見ていないがドッグやギア本体のバックラッシュが少ないのが分かる。
乱暴なギア操作をしない人だったんだろうな。
まー、エンジンもトランスミッションも言っちゃえば部品だから補修交換効くしね。
後からどうにでもなる。
ただ、その個体の何と言うか漂う雰囲気は後からじゃ作れないんだよね。
興味無い人からしたら『何を言っているんだお前はっ!』て話なんだけど、自分はその勘を信じて選択して来た。
今までそれで大きく外したことは無い。
そして、売却するときは買ったときより良い状態にして人に渡してる。
1.300㏄で690kgのFFです。
乗り心地はトーションバーのワーゲンよりハード。
整備時にラバコン交換済み。
まー、知ってはいたけど良く走りますよ。
オーバル乗っていた頃に茂木のクラシックレースでバトルしたのはいつもミニだった。
やられること多かった。笑)
楽しい車だと思います。
水冷なんだけど空冷4発のバイクみたいにゴロゴロ回るエンジン。
バイクみたいな車です。
ただ、もう感動は無いかな。
バイクが良いよバイクが。
車を操作することに然程興味が無いと公言するヨメさん。
自分が居ないときに娘を連れショッピングやドライブへなんてなったら良いなと思う。
それと合わせて車を駆る楽しさも知ってくれたら…ね。
そして、娘もそれを引き継いでさ。
自分は日頃のコンディション維持に努めよう。
てなことで、ミニ追加しました。
資料的価値の高い画像の数々、素晴らしいです。
おそらく世界最高コンディションのミニですね。
車は生もの。乗らなけれなどんどん腐りますから。
ラジェーターホースのテカテカした質感が面白いですね。
これが純正なんでしょうね。
世界は遠いけど町内最高くらいにはなれるかもです。笑
今回の納車整備でラジエーター本体交換したのでホースもシリコン製に付け換えてあります。
目立たないようオリジナルに近い黒にしてもらいました。
燃料やブレーキの配管、熱に晒されるホース、足回りのブッシュ類は一通り交換されています。
細かいトラブル出ると思うので走りながら潰して行きます。