ROVER mini のウインカーレバー(LUCAS)事情
Dax125バナナシート型取り中につき作り物のネタは無い。
昨日も休みだったがやりに来たよ。
ということで、
我が家のキャブクーパーは ’91なのだけど、 オリジナル現存車 だ。
ただ、納車の際に不具合あった部品をちょこちょこリプロ品に換えられている。
外した部品どうしました?て聞いたら捨てましたと言うから回収して来た。
あぶねえ。
その中にあったのがこのウインカーレバー。
英式だとインジケーターか。
このレバー先がボタンスイッチになっていて、それがホーン。
あとはHI/LOW切り替えとPASS、左右インジケーターてのは一般的?
国産車だとHI/LOWは捻るタイプが多いのかな?
と言うか、現代の車事情が全く分からない。(;´・ω・)
新品のリプロレバーに換えられているのだけど、速攻で具合が悪くなってる。
納車されて直ぐにキャンセルしなくなってそれから手動。
一度は片側ウインカー点滅したままになったりもあった。
イグニッションキーOFFにして再始動で直った。
英車ボロい…。(´;ω;`)ウゥゥ
英車乗りの人すまん。
でも、分かるよね?笑)
普段、独車のVW乗ってるとSWFでここまでのは無い。
BOSCHはまーある…。(;´・ω・)
で、なぜこのレバーがゴミ箱行き(ホントに一度捨てられた)になったかというと、
ここ。
コラムへのクランプの根元がぱっくり折れて確り固定が出来ていなかったんだと。
調べたらこのスイッチあるある現象らしく、上に鉄板巻いてビス固定(補修)するキットまで存在していた。
締め切り固定じゃないから加減によって破断するよねぇー。
てか、何でこんな構造にしたっ!
まー、LUCASだからという言葉が全てを集約する。
LUCASを笑う者はLUCASに泣くが英車乗りの格言…。
一応、中見てみる。(随分前)
全てが樹脂で構成されている。
外せる部品は外し、清掃と給油。
どうやって直すか色々考えていたのだけど、一度試してみた買った方法で。
適当な樹脂部品を溶剤で溶かす。
外周に合わせて曲げた穴開けしたバネ板材を被せ溶けた樹脂を塗りたくる。
クランプして放置。
結局、物理的に固定。
クランプボルト外しても取れないし一先ず使えそう。
そう。
ステアリング外すの面倒くさくて手動のまま。
と言うか、主ドライバーのヨメさんも手動がデフォルトになっているようだ。
もしかしたら、自動で戻ることを知らないかも。笑)
このミニが教習所から数十年後に初ドライブした車なのでね。
瞬間接着剤も流し込む。
樹脂よりそっちの方が馴染み良かったんじゃないかという…。(;´・ω・)
で、ワーゲン。
こっちのレバーはSWF製。
コイツはキャンセルというよりたまにしか引っ掛からないから右左折やレーンチェンジ終わるまで手動で持っていないといけない。
ホーンはステアリングセンターのボタンなので左右ウインカー…、
とHI/LOW切り替え。
’67は空冷VWが12Vになった初年度で、意外と凝った(困った)部品がある。
このウインカースイッチやリレーがそれ。
割愛するけど『67オンリー』みたいな話のあるあるが面倒臭いのよ。
リプロあるから車屋に聞いたら『リプロのはたまに燃えるから良くないよ。自分で直したら?』と。
とある物を塗ると復活することもあるという情報も得た。
OVALのレバーも直したことあるし同じようなもんだろうとバラすことに。
この車もなかなかオリジナル度が高い。
勿論、VW GENUINE PARTS だよ。
ハウジングは金属。
うすうす感づいていたが単純そう見えて意外と手強い。
掃除してふにゃららを塗布するも何だこれって動きになったりでややこしい。
加締め引っぺがしてやろうかと思うも踏み止まり、物理的な引っ掛かりを棒ヤスリで起こしたり。
一時間くらいショートストローク作業した。(;´・ω・)
ただ、どうもレバーの引っ掛かりとフリクションがどう関与しているのか分からない。
キコキコやっていたら外れてしまったハンダも付け直し。
一応、左右引っ掛かるようになったぁー。
ふー。
しかし、90年代と60年代とを比べても仕方が無いんだけど、部材含め凝った作りだよな。
アナログな修理も60年代の方がし易いわ。
90年代は壊れたら交換の構成。
まー、1991年も既に32年前なんだけどね。
1967年は56年前か…。(@_@)
このオーバル(1956年)乗っていた頃は、もう50年前の車だよーなんて言ってたんだけどなぁー。
67年前の車なのか。(@_@)
今は知らんけど空冷VWは1968年以降を高年式なんて呼んでいます。
55年前の車が高年式。笑)