レッドステッチとサイドリベットで飾ったMIDダブルシートを装着されました。

『 ポジション的には「凄く楽」なHONDA CB1100ですが、今までバイクのシートで「お尻が痛くなる」という経験が無かった私にとって、慣らし運転の1,000kmを終えた段階ながら、小休止を挟みながらの半日走行ですらお尻全体が痛くなるばかりか、路面の小さな段差や補修痕ではかなりダイレクトに衝撃があり、その“突き上げ”は、見事な程に臀部のど真ん中＝肛門を直撃して来ました。
加えて、シート座面とステップまでの距離が短い為、足付き性がすこぶる良好な反面(当方身長173cm)、走行中は膝と足首をかなり曲げての窮屈な乗車姿勢を強いられる為、長時間運転していると両膝の外側が痛くなり、あまり動かさない右足のスネの外側の筋肉の疲労も激しいのでした。

それらの機能面に加え、デザイン的にも後端のボリューム不足で唯一見てくれが気に入らないのがシートであり、納車前からあれこれカスタム・シートに関して情報を収集し、行き着いたのが御社のシートでした。
但し、“シートの張り替え”や“アンコ抜き・盛り”とは違い、ベースも含めての完全別注品ゆえにお値段もなかなかのもので、個人的には安直に通販で買えない商品でした。

しかし、運良く東北方面へツーリングに出向く機会があったので、同社のショールームへお邪魔し、実際に自分の愛機に同社のMIDサイズとLOWサイズのシートを装着させて頂き試走させて頂きました。
※HIサイズでの試走も勧められましたが、旅の多い私は左右の爪先がしっかり設置しないと不安なので遠慮させて頂きました。

シートに腰を下ろした瞬間にすぐ判ったのは材質＝スポンジの違いと座面の形状の違いでした。
程良い硬さと、臀部全体に均一に圧力がかかっており、尚且つ腿の付け根部分にも変な抵抗は無く、凄く座り心地が良いんです。

青鹿店長から丁寧なアドバイスや商品説明も伺う事も出来、試走の結果、“MIDダブルシートA”をチョイスしました。
シンプルなデザインの“Aタイプ”を選んだ理由は、セミオーダーでお願いした真っ赤なステッチとサイドリベットを目立たせたかったからです(^^；
※高校生の頃、CB400FOURに乗っていましたし、今回のCB1100が発表された時から「乗るならヨンフォアっぽく」と思っていたので。

オーダー後、約2週間で手元に届いた“MIDダブルシートA”に交換後の感想ですが、一言「換えて大正解！」です。
膝や足首の窮屈感が緩和され、長距離＝長時間のツーリング時(1泊二日の伊豆周遊1,200km、他日帰り600kmなど)でも、それまで悩まされていた両膝の外側の痛みは皆無となり、右足の筋肉疲労も殆ど解消されました。
また、座面が上がった事により、中低速のワインディングでの操作性が格段に良くなり、バイク本来の“操る楽しみ”が増しました。

また、少々オーバーサイズで交換するつもりだったType Iのアップハンドルも、座面が上がった事によって換える必要の無いベスト・ポジションが得られるものとなりました。
一方、旅が多いため、懸念していたG社のシートバッグ装着に関してですが、これも問題なく装着出来ました。
残すは、皮革やスポンジ、ベースのFRPの耐久性ですが、これを報告するにはまだしばらくはお時間を頂かないと…。』

本当は「皆様にご来店いただき、実際に跨って実感していただきたい！」いつも、そう思っているのですが、なかなか現実的には無理な方が多いことを残念に思っているのです。Uさんにはその機会を作っていただき、お会いしていろいろなご相談にも応じられたことを感謝しています。皆様も是非機会がありましたら、ご来店下さい。