2022.01.25
SR400の厚型ダブルシート その8
地味に細かい部分を修正してる。
側面は平面ではなく、とっても緩いアールの構成になっていますよ。
場所場所で当て木を使ったり、
手感で研いだり。
木の面を当てにし過ぎると、思っても居ない(平)面になっちゃうのだ。
それは画一的で詰まらない造形。
当て木は、大きな凹凸の修正には向いてるし便利な道具なんだけどね。
どうせ手で作っているんだから、様々なアールが組み合わさり膨よかで有機的な形状を目指します。
3Dプリンターやらデジタルの世の中をわざわざ効率悪い手作業で物作っているんだから、もうちゃんとしていなくても良いかなーなんて思うんですよ。
味があるとか言う不可解な所を突き詰めたい。
デカールのピンラインと手書きのラインみたいな差で良いかなーって。
どうせ縫製でもレザーの張り込みでも人が介在する部分が大きい製品だしね。
下縁は段付きシートよりも足して深くしました。
横投影で厚手に見える方向。
サイドカバーの上面と平行にする事と、シートレール(フレーム)、グラブバーとの兼ね合いを強く意識した線にしています。
あと、このシートの肝となる後部。
立ち上がりの角度を悩みながら作っています。
少し起こした。
作るだけ作って見て気に入らなかったらコブをスパッと落とします。
まだ詰める所あり。
さー、どうなるか。
わくわく^^
こんぴゅーたーにつくらせたらカウル付シートの(とくに)上面の美しさはぜったいできないとおもいます^^
マスプロでは無理なつくりもとてもすてきです
デジタルでも出来ると思いますよ。
言いたいのはデジタルアナログどちらが良いかという事では無かったんですけどね。^^;
細部に気を遣うのは作り手次第だと思いますし、どう作るかは手段であって目的ではありません。
現状、うちにはアナログしかないのでそれを逆手に取るしか無いんですよ。