最初で最後? 2021年娘と二人旅! GO/ST FOSSAMAGNA その2

ご注文いただいております皆さま長らくお待たせしました。

長いようで短かったお盆休みも終え、本日より通常営業でしたよ。

まー、明日はまたお休みいただくのですけどね。
 

ということで、

夏休み中のひと時。

娘が宿題だかで料理するとか言い出し教えろと。

もぐもぐ。

よくできました。

カレーじゃないよハヤシライス。

で、この前中断した GOST その1 再開バイクで行くぜと思っていたら連れて行けとなりまた車…。

前回昼過ぎ出発だったが今回は早起きしてGO!

めちゃ快晴。

今回は娘と二人旅となった。

とりあえず、行くかどうかも朝起きてみて気分で決めようだったし、泊まるか日帰りかどこまで歩を進めるかも決めずに出た。

と言うか、そもそもその先のCP(チェックポイント)は行ってカード捲って見ないと分からないというのがGOSTだ。

そう。

CPまで行って次のCP初めて知りそこでどうするか考えるという出たとこ勝負。

だから、宿入るにしても直前で決めることになるのよね。

再開の場合は中断したCPまで戻りそこからリスタート。

なので、実は次のCPどこだか分かっていたりする。

それでも、次CP付近で宿取ってしまうとその後身動き取り難くなってしまう。

まー、うちのは車中泊持って来いだから何処だろうと如何様にも。

自宅からだとつい判明している次のCPへ直行したくなる位置関係。

一旦戻る気分だなぁ。

でも、既着CPから次CP間は未走の途だからね。

てことで、前回はひたすら高速だったから、今回はややこしい所だけ高速使ってずばっと抜け、途中で降り下道でゆっくり向かう。

車酔いはしなくなったけど、山間部走り通しでどうかは分からないからテスト兼ねて進む。

良いならそのまま突き進む。

だめな場合のルートも織り込み済み。

父がそんな事を考えながらコース取りしているとは娘露知らずだろう。

そういうのも面白い。

良かった。

このまま先進んで大丈夫みたいだ。

今回もナビさせながら地図広大させて今どこ走ってる?と確認させながら景色の良い所でぱちり。

娘も写真撮るの好きで良かった。

ツーリングマップルも持って行くも今回は出番無し。

娘は知識として都道府県や県庁所在地を良く知っている。

知らなきゃスマホで検索すればすぐに分かる。

でも、実際に自分で走り調べ訪れ、そのときの天候や空の色や雲の形、雨の後のアスファルトの匂い、森を抜けるとき海に出た瞬間の匂いやその地で食べた物の味、風景を見て感じたことあるのなら、各県の配置や地名など忘れてしまっても地図見直せば『あーあの時の!』 と思い出すもんだ。

バイク乗りなら分かるよね。

親としてそういう経験に基ずいた知識を得て欲しい。

本当は全身で風受けるバイクで連れて行きたいのだけど・・・。

なので、せめてクーラー付けず三角窓から走行風を入れ走った。
 

最後にキャンプへ連れて行ったのは2年前だったかな?

去年は全く何処へも連れて行かなかった。

今年もドライブ以外は出掛けていない。

娘 : 『最後に行ったキャンプが凄い「昔」な気がするぅ。』

自分のたった2年前てのと14歳の2年では感じ方も違うのだろう。

色々と考えさせられる。
 

いつか我が子と二人で旅に出たいと思っていたのだけど、GOSTをきっかけに実現した格好だ。

ただ車で走るだけだから、ロードトリップて感じかな。

『早く着きたいのならひとりで行け。 遠くへ行くのなら二人で行け。』

まー、バイクは遠くへ一人で行くのも良いけどね。
 

来年は受験だろうし高校入ったら流石に父と出掛けることも無くなるだろうから最後のチャンスと踏んでいた。

だから、朝方起きて

父 : 『どーする?』

娘 : 『うーん・・・。 行くっ!』

父 : 『ヨシキタ! 速攻準備しろー!!』

ドライブ好きな娘で良かった。

以前は、『ほら凄いだろ?』 と言っても興味も示さず然程目もくれていなかったんだよね。

景色。

それよりも遊べることが主目的として、『海! 川! 山!』 て言っていた。

それが、雄大な景色見て『すごーい! すごーい! ありえなーい!!』て大騒ぎ。

それを成長と言うのか分からないが、数年前と変わったんだなーと考え深いものがある。

次CPへ着くとまた次へ。

母から持たされたスプレーを車外に出て戻る度、何かする度シュッシュと父の手に吹きかける。

今回母おらず二人しかいない旅を成就させる為か普段見せない頼まなくとも先に動く娘。

CP着後のクイズ回答送信や入手した座標をマップアプリにコピーペーストするのも娘の役目。

北陸方面へ向かうだろう予想だったので、娘がまだ行った事のない日本海を見せてやるのが今回の父の密かな目的だった。

景観良い所では一旦歩を止め『いいかこの景色をしっかり目に焼き付けるんだぞ!』とスマホでぱちり。

・・・。 (;´・ω・)

で、

何とか日が暮れる前に陸を漂流するかの如く着く。

ここで初めて何があるか分からないからサンダル持って行けよの意味を知る。

海から振り返れば山間抜ける際に少し降ったおかげで一瞬だけの出会いもあった。

何か良いこと起こる前触れ前に既に良いこと起きている。(父談話)

頭から自分のトレードマーク『花』が咲いてる花太郎・・・てことらしい。

サンセットまではいかないまでも上出来だね。

日が沈んでからも長いの利用し地平線見ながら海岸沿いをまた走り出す。

あんなに青かった空がと旅の終わりを感じ取りどこか物悲しい。

今日の最終CPはこの辺り。

結局、自宅から再開CPまで250kmとか離れていたので、丸一日掛けて2個分のCPしか歩を進められず。

むー。

で、

父 : 『どーする? 帰るか? 明日も続けるか?』

娘 : 『うーん…。 帰る! 』

父 : 『そだな。ヨシ帰ろう。』

ホントは泊まって明日も旅を続けたかった。

まー、上出来だ。

ちょっと帰りたいけど車の運転大変そうだし泊まろうか迷ったらしいがやっぱり家が良いらしい。

娘 : 『次の日本海は母も一緒だね。』

父 : 『だな。さー、高速走って帰っても詰まらないからしばらく下道で(ゆっくり話をしながら)行くか。』

娘 : 『そだね♪』

で、日を跨ぐかの辺りで眠そうなので、

父 : 『高速乗るぞ! このトンネル長いだろ! 良く見ておけよ! 田中角栄は日本を改造した男だぞ!!』

娘 : 『ふーん。』

で、トンネル抜けた先のパーキングでベッドにし使い慣れたマットとタオルケットとクマで寝る。

その後はひたすら飛ばさず揺らさずの安全運転で無事帰宅。

『家で歯を磨くまでが旅だからな! 磨いたらとっとと寝るんだぞ!』

結局、日帰り700キロ走りましたよ。

高速350キロ/下道350キロの18時間て感じかな。

ホントずっと走ってた。

しかし、前回と併せて1200キロくらい走っているのにCP4つしか通過していないという。

恐るべしGOST!
 

あー、 最初で最後かもしれない娘との二人旅良かったなぁ。>_<

道中、普段話さないようなこと色々聞くこと出来た。

自分の事や友達の事、部活や学校、今のわたしはこうでこう思いこう過ごしてる。

出掛けられないことや様々な学校行事が無くなっている事。

でも、今回きれいな景色やそれに対して感じることが出来て良かったと。

本当に良かったのは父の方なんだけどな。

そして、翌朝起きたらいつもの言っても動(聞)かない娘に戻っていた。笑)

これは娘から送られてきたお気に入りの写真たち。

フィルター掛けて撮るのが今の子らしい。

実は一番旅に行けて嬉しかったのは父である。

ありがとう。