『XL883(2006年式)にスポーツダブルを装着しました。
ノーマルシートの不満点は次の通りでした。
クッション自体はまあまあで、尻の骨がピタッとおさまり痛くなることはありま せんでしたが、 傾斜でシート後端にポジションが固定されるのが問題でした。 前後に尻をずらすことができないため、連続走行は50km位で、降りて背伸び、屈 伸運動が必要でした。 ギックリ腰を年1〜2回起こす弱腰なので、200km以上走った次の日は、つらい思 いをしていました。 スポーツスターXL883は、腰だけ引けて、グリップとステップは前寄りという 「エビ」の姿勢を強いられます。 買って半年乗りましたが、身体にキツイので手放そうかなとまで考えました。 厚めのシート探しが始まりました。 しかし、足つき性向上を謳う薄いシートばっかり・・・。
そんな中、K&Hさんをネットで見つけました。
私は169cmですが、25年位オフロード車を乗ってきたので、足付きはつま先さえ 届けば十分と考え、 肉厚の一番あるスポーツダブルを注文しました。 ズバリ「*素晴らしいポジション*」になりました !! ノーマルシートとの比較写真をご覧ください。 まず、足の角度。 膝の角度と足の付け根の角度が緩やかになり、オフロード車に少し近づいた感じ です。 これで、ステップに踏ん張りが効くようになりました。体重分散ができます。
次に、腕の角度。 以前はほぼ水平で、肩こりがひどかったのですが、今度は腕を軽く下ろした位置 にハンドルがあります。 前寄りに座れば前傾度も小さくなり、大変楽です。
足つきに関しては、以前はまたがるとシートとの間にコブシが入るほどの余裕が ありましたが、 今度は両足とも、かかとが少し浮いた状態です。 しかし、まったく不安感はありません。シート先端が細くなっていますので、そ の位置で足を着けばさらに余裕です。
スタイルは、雑誌を見ると、薄っぺらなシートを好むライダーが多いですね。 私のみたいにボテッとしたシートは格好悪く見えることでしょうね。 SRに少し似ていて、いかにもツーリングマシンというスタイルになりました。 スポンジも腰と弾力があり、短いサスストロークをカバーしてくれそうです。 6万円の価格に決心が要りましたが、逆にこれで883を手放さないで済むと思え ば、納得のいく価格でした。 造りはノーマルシートと比較しても丁寧、綺麗ですね。値段以上の素晴らしい造りだと思いました。
残念ながら、岩手は冬の季節になり、試運転は来シーズンに持ち越しです。 一般道を300〜400kmの日帰りツーリングというのが、私のスポーツスターの使い 方です。 来シーズンからは、100km位毎の休憩で済みそうな予感ありありです。 その節には、また報告したいと思います。』
まさにインプレッション!!細かい観察に敬服いたしました。 「純正と比べて、ポジションはどう変わるのですか?」という質問がよくあります。 スポーツダブルを考えている方は参考にされると良いと思います。 Tさん来春には是非ツーリングをお楽しみください。