『CT125のノーマルシートですが、ちょっと残念な仕上がりです。
一気に距離を走ると、最初にお尻の痛みを感じることになります。
特殊素材を使ったシートカバーを使ったり、そのシートカバーに使われている同素材をノーマルシートに埋め込む加工をしたりしました。
もちろんノーマルシートに比べるとはるかに良くなるんですが、私の理想とはちょっと違いました。
K&Hのシートはこれまでハーレースポーツスターやビッグツイン、アフリカツインなどで使ってきたので、そのクオリティの高さは承知していました。
CT125用のシートを開発していることを知ってから、ずっとウォッチしていましたが、製品化の見通しが立ったとブログでみて、翌日にショールームを訪れました。
*試乗時の様子*
https://sabu2020.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-e1671e.html
まだ予約も受け付けていない状態でしたが、試乗してその場で仮予約しました。
*オーダ-時の様子*
https://sabu2020.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-e71a43.html
待つこと2週間くらいだったかな?
多分、このシートの市販品第1号だと思います。
*装着時の様子*
https://sabu2020.cocolog-nifty.com/blog/2021/03/post-57350d.html
いかにも「カスタムしました」という感じにはしたくなかったので、標準レザーのAステッチでオーダしました。
Aステッチはシート後部に縫い目がきますが、ピスネームではなくその縫い目跨ぎで真鍮のプレートを装着することができるか、店頭でオーダする際に確認しました。
厚みがあるので、プレートが多少浮くかもしれないとこのとでしたが、仕上がったシートはプレートが浮くこともなく、理想の仕上がりとなっていました。
かなりレアなオーダだと思っていましたが、その後のブログをみる限り、Aステッチで後方にプレートを装着されている方も多いようで「自分だけ」と思っていたのがちょっと肩透かしを食らった感じがしないでもないです(笑)
私は体重があるので、スポンジ硬めで仕上げてもらいました。
はっきり言って、シートは硬いです。
でもノーマルシートと違ってお尻が痛くならない。
このことからシートの硬さがお尻の痛みに直結するわけではないことがわかります。
この感覚は他車種用のK&Hシートを使ったことがある人なら、ウンウンと頷いてもらえると思います。
オーダしたのはハイシートですが、足付きもノーマルから極端に悪くなっているわけではないので特に気になりません。
ステップからスッと下ろすとノーマルより多少悪くなっている気がしないでもないですが、しっかり足を付けようとすると、ノーマルより足を付けやすいです。
これは太ももが干渉するシート前部の形状のなせる業かと思います。
シート形状はやはり前部が特徴的です。
くるぶし部分でホールドできないバイクなので、シートを内腿でホールドできることによる安定性と操作性は特筆に値すると感じます。
また、製品のクオリティが高いので、早期に劣化することもなく長く使えると思います。
万が一、レザーが劣化した場合でも貼り替えなどのメンテを受けてもらえることもメリットの一つと考えます。
個人的には「最高峰の普通のシート」だと思っています。』
これまで数々のシートをご依頼頂いてきたI・Kさん。
ハンターカブについては、予約・納品第一号!
有難い、のひと言です!!
ご投稿もさることながら、ご提供頂いたリンクのブログがまた細やか☆
純正との比較等詳細に描かれていて、必見です^-^
痛みも違和感も無い、「普通」のシート。
製作者のウエヤマが求めるところです。
「最高峰の普通のシート」は、最高の誉め言葉です。
この度もご依頼頂き、誠にありがとうございました!