GB350 ダブルシート その14 純正キャリアの逃げ

前回、こんな感じの所まで進めていたんですが、

気になるんだなタンクの辺りてことで作業した。

シート上面から真っすぐ切り落としていたんだけど、真っすぐだとこのプレスラインに被せてあるようだったのね。

それで良いのだろうかとプレスラインと平行になるようにしてみた。

ただそうすると斜め前から意地悪に覗き込むとタンクのステーやら見え過ぎちゃう気もする。

試しに純正シート付け替えて見たらもっと見えてた。(笑)

気にし過ぎか。(;´・ω・)

と思ったけど、平行より少しプレスラインに向かって狭くなるようにしよう。

なんて盛ったり削ったり合わせたりで何が正解なのか分からなくなるみたいなことを一時間以上やって、

直線じゃないんだけど弓なりでもない? というラインで落ち着いた。

同時に、タンクとの隙間を全体的に少し詰めた

で、買ってきました純正キャリア。

ドリーム荻窪で箱出ししてザックに放り込んで背負って帰ってきましたよ。

想像するよりずっしり重いです。

堅硬な作り。

先端潰しの厚み見ても、純正標準グラブバーよりもずっと肉厚パイプで作ってある。

溶接周囲にスパッタも無く塗装の肌もキレイ。

カチオンかな?

薄いから地金荒れてると表に出ちゃうんだけど。

説明書はグローバルだが本体は国内製作なのか?

グラブバーと作りが違うんだもの。

安くも無いが、¥33.000は伊達じゃない。

当たり前だがうち企画では到底こんな価格では作れない。

社外品のキャリアにする意味が価格以外にあるだろうかという感じ。

例のヘルメットホルダのボルト も付属だ。

こうなってるのね。

締め切りでポキっと折れる仕様。

ラインでの組み込み時間も少なく済み合理的だ。

ただ、折れて地金出た部分の腐食は進むかな。

設計が良いのか治具が良いのか組み立て良いのか締め込みで吸い付くように付いた。

なかなか優秀だと思う。

どーんと乗ったね。

参った。

しかも、シート後ろステーが接する前にタッチ。

まだ下がる。

擦る。

むー。

これを散らすにはかなり広範囲使わないといけない。

実は、キャリア合わせる前にレザーの切り溝も掘ってシートベース側仕上げてあったんだよね。

シート縁が今より内に入るということは、その辺がまるっと作り直しになる。

溝の堀り直しは少し痛いが致し方なし。

が、これだけ寄せても厳しい。

純正シートに比べ縁のラインを下げているからねー。

でも、これは譲れない。

譲れないけど併用できないのも許容できない。

ちなみに、社外キャリアについては知りませんな方向です。

純正品しか見ていません。

わー。

後ろ側取り付けステーの返しも内側に当たってるのかー。

前は内に寄せたい後ろは外に出したい。

S字は描けない。

参ったなー。

更に大きく内に。

盛って整形して良しサフェ打ちでももう少しと繰り返した後が幾重にもある。

これもやり直し。

側面は平面に近いのか大きなアールにするのかシートのキャラクター(見た目ね)が大きく変わるんですよ。

上面と側面の間の角アールどれ位で取るかで、柔らかい優しい感じなのか硬く生真面目な感じなのかとか。

ホンダは平面を繋いだ方がそれっぽく、ヤマハはなるべく平面を作らず・・・かな。

無印はタンクサイドカバーと今までのホンダぽくないかな。

前後フェンダーアーチやアールはホンダだけど。

Sの方がホンダぽいかなぁ。

まー、イメージですけどね。

これが週初め。

ホントは型取り始めてたはずなんだけどね。

でも、型作った後には修正できないから、逆にこのタイミングで気が付いて良かった。

で、クリア。

クリア。

ふー。

で、外見たら朝の雨も上がって路面も乾いてるから最後の最後の確認に出る。

走り始めで『あ、そうそう。これね。この大丈夫感。』

前に確認出来ていた大丈夫を再確認。

良かった。

小一時間走り工場戻ってシートベース側を仕上げる。

予定がほぼ一週間後ろ倒しになってしまったなー。