GB350 ローシートでGO/ST FOSSAMAGNA その3 & DAY2

昨日 のつづき。

二日目起床。

換気扇回して寝たら寒かったぁー。
 

さて、準備準備と。

いつも何か忘れるぞ。

忘れ物無いか?

大丈夫か?

ヘルメットに箱にタンクバッグと両手塞がるも大丈夫ぽいなヨシ行こう。

ガチャ。(インロック)

くわぁー。

フロント誰も居ないし電話掛けても出ないので置手紙し逃げるように立ち去る。(代済み)

え?

初っ端から雨?

え? ナニコレ。 ベタってしてるよ?

松かっ!!

昨夜は真っ暗だったし見えなかったよ。

というか、見えてもまさかヤニが落ちてくるとは思わないわ。

タンクもベタベタ

洗車スタートな朝。

軽く手(水)洗いで落ちた良かった。

さー、出発だ。

二日目の朝、GB350跨って一番最初に感じたことは、昨日走った感じがしないこと。

昨夜、宿に入っても感じたが、首肩腰の疲労が非常に少ない。

座面が低くなっているのでもう少し足付け根や膝や腰、首に負担を感じるかと思ったがそうでもない。

少し前目で更に低いステップ位置が効いているのだろう。

若干座る格好になるのだが、そこは自分が作った座面が活きている。

上手く受け止めいなし支え押し戻している。

400km走った翌日の朝としては非常に良い兆候。

直ぐに先へ進むかと思うも、いつもの白馬(MOTORADD DAYS)では完全仕事モードで会場と宿の往復のみ。

なので、八方尾根の方まで行ってみた。

が、意外と撮影スポットが無い。

人工物多いのなぁ。

離れた方が景観が良かったりして。

全てを回ったわけではないけどね。

日本有数の観光地だしなー。

白馬は良いかな。

早く先へ進みたい心持ち。

今日は帰宅予定なので昨日と気持ちの持ち方が違うのだ。

やっぱり旅は何を持って行くかじゃなく、どれだけ時間を用意して行ったかだ。

おっと、趣のある・・・橋・・・

よりもこの割りピンが目に付いた。

ナットはM150くらい?

お食事中に失礼しますね。

脈々と続く南アルプスは壁のよう。

今日は曇りがち。

うーん。

鬼の居ない里?

しかし、GB350はハンドル切れ角大きく素晴らしいな。

インドからの要件大きいのだろうが、細い峠道を走る日本のツーリングに持って来いだ。

車も行き違えないような小道で、あっ!と通り過ぎてしまってもスイッチバックして見に戻ろうという気になれる。

旅は、この「気」で支えられている部分が大きいのだ。

ツーリング中、この先大丈夫かなと思ってもダメなら引き返すさと思える懐の深さと気の軽さ。

そして、車格からも虚勢など張らず等身大で走り続けられる。

今まで、そのポジションの多くはセローが担っていたんじゃないのかな。
(若干言い過ぎ。)

セロー無くなった今、野山の分け入った所は別として、GB350がそのフィールド(地位)を奪うんじゃないかと思う程だ。

車体の取り回し良く最低地上高もありシートの座面広く快適性も高い。

キャリアを付ければ積載性も高く高速は100km/h巡行も容易だ。

舗装路ではセロー以上の活躍じゃないか。

ただ、前後サスペンションの1G辺りはひょこひょこ動くもその先は硬く動きが悪い・・・かな。

言い方を変えると強めのブレーキングでも安定しているし、それを受け止めるタイヤも履いている。

そこまで上等なサスペンションではないが、破綻する気配もない。

SR400であれば、その時びんびんに伝わっている。
(それはそれで楽しいので良い事である)

この手のモデルとしてはクランクケースも前寄りとあってスイングアームが長く、前輪荷重大きく今どきの設定。

トレールモデルやSR400などに比べステアリングヘッドも低く、19インチの大径ホイルでキャスタ角27.3°、 トレール120mm という諸元の割りに舵の付き方も穏やかで現代のロードバイク的。

19インチ不慣れな人は、車軸が傾いた際に発生するジャイロを嫌う(怖がる)向きあるらしいが、GB350は所謂19インチ的なそれは無い。

サーフェイスの整った所では、18インチ的というよりもその先の17インチ的でもある気がする。(言い切らない。笑)

でも傷んだ路面や不整地を走れば確実に19インチの恩恵を受けられる。

そして、ブレーキリリースでも前サスは戻って来ず、タイヤの接地荷重変わらずペターと寝て行く。

ホンダらしいと言えばホンダらしいハンドリング。

嫌いな人は少ないだろう。

そう少ない・・・。

個人的にはもっと前後ピッチング大きく牧歌的にぽよーんぽよーんと動いてくれた方が操作をしている実感を得られて楽しいかな。

というか、そっちの方が好き。

挙動が大きいと低い速度域で遊べるんだよね。

GB350は意外と速度域上がっても根を上げない。(3桁県道とかの話)

この辺りもセローやSR400とフィールドが微妙に異なる。

まー、これは個人の意見で正しいという事ではない。

こんなこと言うのは少数派だろうしね。

この辺りのサスペンションや車体の味付けさじ加減は非常に難しい。

GB350ちょっと自分の好みにと思うも車体設計がそうなっていないだろうからこのまま乗る。

今回でGB350二度目のロングツーリングなのだけれど、旅力の高さにとても感心している。

リッタークラスや免許区分でいう所の大型バイクに劣るどころか優れている部分も多くある。

劣らないのは積載性や下道での長距離走。

優れているのは機動性だ。

それは車重もあるがやはり最小回転半径が小さい事。

こんな道でも気負うことなくスイッチバック。

頭が上り向いてても下り向いてても、よいしょよいしょで切り抜けてしまう。

高速の巡行だって前スプロケショートにしているがメーター読み100~120で走り続けられる。

風には立ち向かわないといけないが。

まー、今回は時間を掛けてしっかり走ることが仕事なので90~100で走ったけど。
(帰りは豪雨だったしもっと低いレンジ)

兎に角、パッケージとしては日本のツーリング、日本人の体形に合っているんだよ。

ただ一つ気に入らないのはこの排気音。

ぱんぱん煩い。

切り通した小道や山間の集落穏やかにときが流れる農村、トンネルの中を走り抜けるときスロットルを開けるのが嫌になる。

自宅近くの住宅街やビルの谷間も同様だ。

炸裂音は思う以上に遠くまで届く。

これもインドの要件なのだろうけど、やっと日本でバイクの排気音煩いのはやっぱダメだよね、自分だけ気持ち良いなんてのは恰好悪いよねて意識が芽生えて来たところなのに、なんでホンダがこれやるかなってホントに思う。

当然排気音量の規制値は通っているんだろうけど、狙った域で鳴らせているのは明白だ。

こんなのは社外のメーカーがやる部分、放って置けば良いのにさ。

欲するユーザーにはそれ買わせれば良いのだよ。

車両メーカー吊るしでこれは無い。

BMWも一時期鳴らせていたけど、 ’21になってマイルドにしてきた。

GB350の音が良いという人も少なくないようだし、これ言うと気分害する人も居るだろう。

メディアは良い音がするとか言ってホンダヨイショばかりだからあえて言うのだけれども、バイク乗ってる自分ですら煩いと思う音は乗らない人にも居るよ必ず。

メディアも排気音を良い音とか元気な音とかメーカー気遣って書いたり言ったりするの止めた方が良いね。

もう、音についてはスルーで良いよ。

そもそも良い音ってなんだっての。

ジャーナリストの言葉じゃ無いよそんなの。

今日もとある雑誌が届いたが、未だに合法マフラー特集とかやってて呆れてしまった。

その隣じゃ違法マフラーも扱っていてそこでは言及しない。

とあると言うかクラブハーレー。

インドがどうだか知らないが、ここは日本仕様にして欲しかった。

はっきり言えば音も時として暴力になり得るのだ。

バッフル作って入れたけど、やっぱり固定が出来なく取れてしまった。

何処かでGB350専用消音バッフル作ってくれないかなー。
 

あと、取り回し良いと書いたけど、ハンドル右末切りなんかのスロットルもう少し開けたいけど、手首返し切っててやり難いなー、なんてときに極低で排圧抜けていて上手くトラクション掛けられないというか掛からない。

いや、何も手首返ってなくてもパーシャルから開け始め直ぐが良くないのよ。

浮き砂や小枝、木っ端の乗った所の坂道発進とかイマイチだもの。

スカスカ。

ばっと開けりゃ進むのよ。

ばっと開けられりゃーね。

両足ついてぱたぱたしながら取り回し、凄く良い部分なのにそこをスポイルしてしまってる。

もう少し分詰まってた方がトラクションの掛かりもライダーへの伝わり方もリニアで良いんじゃないのかな。

バッフル付けたときにここのフィーリング良くなったからあながち間違っていないと思うんだ。

自分の883も物凄いエンド絞って排気音落としてあるんだけど、極低の扱いは良いんだよね。

どうせ上を回し続けるなんて無いんだしさ。

というか、本来車両メーカーの作って来るマフラーってこの領域が得意なはずなんだけどね。

逆張りの社外マフラーでそんなの出す所あるのかなぁ。

クロムメッキが良いんだけど出て来ないかもなー。

エンドバッフル固定方法考えるか。

寸法決まったら鉄に置換して溶接だな。

日本は良いなぁ。

ここで暮らしている人には日常なのだろうけど癒される。

ぱんぱん鳴らさず走り去る。

山々を捉えるのは無理。

尾根がホント凄いんだけどスマホじゃ収まらない。

一眼でも無理。

雄大な風景を雄大に撮るのは出来ない。

撮るコツ教えて欲しい。

進む。

見捨てられた曲がりくねった旧道と取り去られのも忘れ土に還りたいガードーレール。

なんで、クネクネをストレートにするか。(バイク乗りの言い分)

なぜ林道を舗装するか。(オフ乗りの言い分)

今日は早めに食べる。

走る。

人工物を眺めにも寄る。

人工(松本)城を横目にするも市街地は面白くないなとささと過ぎる。

途中ぽたぽた降って来たので雨具着て、更に冷えてダウンを着ることに。

念の為に持って来ておいて良かった。

旅は時間も大事だが持ち物も大事。

雨は別に良いんだが寒さは辛い。

早めに宿るのと同じく冷え切る前に着るのが吉。

これから途中で着るの嫌になるほど降るらしい。

タンクバッグもカバーしてと。

というか、一応付けて来たけど何も入れていない。

土産も買わなかったからなぁー。

で、八ヶ岳からずーーっとまーまーな雨。

もう良いかと高速乗った。

雨の中を150km走って無事帰宅。
 

二日間に渡り800km以上走ったローシート。

及第点以上、合格点です。

懸案だった低い着座位置により端を発する足回り(自分の)の窮屈さや気だるさも無かった。

前後のポジションの自由度も高く、タンクギリギリに寄った位置からパッセンジャー側の立ち上がりに触れる所でも居続けられます。

少し足を前に投げ出す格好で、若干座らされてしまう乗車姿勢だが、ローシートながら十分な厚みあるスポンジのストローク量で目が踊ることも無く上体を受け止めてくれた。

勿論、お尻も。

受け止めるけどちゃんと返す。

ローも既にご注文をいただいておりますが、確り自信を持ってお勧め出来るシートになっています。

興味のある方は朝霞へ是非試乗にいらしてください。

もう買うぞ!て方は こちら からどうぞよしなに。

ステッチ中落ちBタイプも既に仕上がっているので明日紹介します。
 

しかし、二日間楽しかったな。

ちなみに、GOSTはトータル2000km走っていますが未だゴールしていません。

もうゴールしなくても良いかなとも思ってる。

まだ走るけど。