YAMAHA MT-09 FZ-09 ローシート その7
枕でお世話になっている人も居るでしょうが、低反発ウレタンスポンジは温度による弾性 (硬度) 変化が大きいです。
寒い夜、頭を勢い良く乗せるとボコっとなってびっくりしますよね。
そして、少しすると頭から伝わった熱でウレタンが柔らかくなり頭部が沈み込んで行きます。
その低反発ウレタンほどではありませんが、弊社で使用しているスポンジも温度 (外気温) によって硬さに影響が出ます。
この時期になると、夜からの冷気で屋外にあったシートはとても冷たくなっています。
そう。 寒ければ硬くなる。
冷たく (硬く) なったシートも、暫くお尻が触れているとその熱でスポンジが動くようになります。
冬でも乗る人、特に私と同じく毎日バイク通勤する人は覚えがあるでしょう。
これスポンジの特性でもありますし、屋外使用の乗り物なので仕方ありません。
逆に真夏天日に晒された状態で跨るとスポンジは柔らかくなっているはずです。
低反発なんて反発も無いフニャフニャ状態。
レザー表面が50度以上に上昇するってことも少なくないでしょうからね。
弊社では、スポンジ発泡時に硬さを一定にしようと、室温湿度、型温液温吐出圧、機械の調子とあれやこれやとと面倒を見ています。
なのに使う状況 (温度) によって左右されてしまうのは結構辛い。
それでも、日本には四季ありますので年間通して自分が使ってバランス良い風に作るしか無いんです。
ということで、
テストですから短い通勤でも無駄にしないよう夜シートを室内へ入れ朝は床暖をつけ、上には猫置き屋内程度の温度にし出掛けにぱっと装着して走ります。
アホかと思うかもしれませんが残念ながらこれホンキです。
まー、ねこはおまけ。
乗ってるのパッセンジャー側だしね。
一先ず通勤ですが走る方は非常に良好。
窮屈になるかな (172cm) と思ったけどそんな事全くない。
半端に感じていたバックステップとの相性も良いです。
その5 で間違えて柔らかいスポンジ抜いてしまったのを新たに正規の硬さで抜きレザーを直し張り直しています。
長距離はまた折を見て。
でもってレザーの方は大丈夫かいなと。
良いんじゃないでしょうか。
と思うも、少しやってみたくなる。
これで見てみたい。
やってダメなら元に戻しましょう。
むー。
ここもかな。
見返しは大曽根の指示。
明日縫ってと連絡したら、やっぱり縫製部混み合ってるらしく試作レザーをなかなか入れられない。
そしたら来週かなー。
ということで、明日土曜日はこのローシート朝霞に置いておきますので興味のある方は是非試乗に来て下さい。
とても驚くことも無く普通になると思います。
逆に今迄が凄かったんだって分かると思います。
お勧めです。